投資信託の選定基準

積立投資をはじめる

投資信託の積立投資を始めようと、意気揚々と口座開設をすませて、いざ銘柄選定をしようと思ったら、あまりの銘柄の多さに困ったかたも多いのではないでしょうか?

実際、積立NISA対応銘柄だけでも200くらいあるのです。

その中から、どうやって選べば良いのでしょうか?

まず、最初にあなたのライフステージと資金の用途を整理する必要があります。

まずは、20~30歳代の独り身の方。

特に資金用途は、おそらくないと思います。

その場合、リスクをそれなりにとっても良いので、運用実績が長くて結果を出しているアクティブファンドかインデックスファンドに投資をすれば良いでしょう。

若ければ投資期間を長くとれるので、これらのファンドなら、積立当初は、プラスになったりマイナスになったりするでしょうが、10~20年単位で考えればプラスになる可能性がかなり高いです。

要は、投資期間の長さがリスクを許容してくれるのです。

この年代で結婚されていて、子供がいる場合は、少し変わってきます。

老後資金用ならば、前述の考え方で大丈夫ですが、子供の教育資金や住宅ローンの頭金や繰り上げ返済ようの資金などの用途が目的の場合は、基本的にリスクは抑えてなければなりません。

この場合は、バランス型のリスクを抑えた投資信託が良いでしょう。

大きなリターンは望めませんが、元本割れリスクも抑える事ができます。

ただ、この場合も10年程度は、投資期間が取れる事を想定してください。

投資期間が短い場合は、投資信託はやめておきましょう。

個人向け国債などにしておいた方が良いと思います。

ほとんど増えませんが、元本割れもしないですし、利回りも貯金よりはマシです。

40歳代程度までは、ここまでの考え方で良いと思います。

60歳代になるともう、収入は増えませんし、逆に資産を投資で減らす事になるなんて言語道断です。

時々、退職金などをリスク資産に投資してしまい溶かしてしまった方の話をききますが、実に痛ましい話です。

60歳代から、投資信託を購入するなら、バランス型のリスクを抑えた物が良いと思います。

分配金が受け取れるタイプでも良いのではないでしょうか?

年齢的に考えてもそれほど、資産を増やす必要はないでしょうから、なるべく減らさずに長持ちさせながら、計画的に消費して余生を楽しむのも良いのではないでしょうか?

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