著者：松井信夫
著者がファイナンシャルプランナーであるためか、資産運用がなぜ必要なのかから入っている所が良いなと思いました。
初心者向けに金利の話や、貯金、国債、株式の話にきちんとリスクの話も添えてられているので、将来の事を考えてこれから投資を始めてみようと考えている人は、とりあえず読んでみてはどうでしょうか？
投資方法に関しても分散の仕方や、積立、インデックスにまで言及していますので、よろしいかと思います。
疑問点は、オーストラリア国債を強く推している事です。
説明を読むと、確かにメリットはありそうですが、分散の大切さをといておいて、一点押しは、疑問でした。
で、アメリカ国債は、長期的にやめておいた方が良いという理由も納得ですが、成長性を考えるなら、株式のインデックスへの投資は、やるべきだと私は思うので、そのあたりがさらっとしすぎかなと思います。
まあ、高齢になってきて守りの投資をするなら、国債中心でも良いと思いますが、若いうちは、リスクをとってアメリカ株式のインデックスか、全世界株式のインデックスへの投資もそれなりの比率で積み立てた方が良いと私は思います。
ただ、浅く広く投資の事を入門的に学ぶなら良い本だと思います。
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