速読を覚えると周りのみんなが速読に対して、様々な誤解をしている事がわかります。
今日は、その誤解について真実をご説明したいと思います。
1.速読を覚えると本を一回読めば、内容が全部簡単に理解できて、記憶もできる。
これが一番多い誤解かもしれません。というか、誤解というよりも幻想でしょうか。
記憶術と混同して認識されているのが原因ではないかとおもいます。
実際は、内容の理解は、普通に読むのと大差ありません。理解のプロセスがちょっと違いますが。
語彙力のない人が難しい本を読んでも簡単に理解は難しいです。やはり本人の語彙力がないと理解度は、なかなか上がりません。
もちろん記憶もすべてできるわけではないです。記憶に関しては、熟練者になるほど、記憶している量は多くなると思いますが、それでも細部まで細かくすべてを覚えているという事はないです。
速読と普通の読み方での理解のプロセスの違いは、速読は、一気に全部目を通すので、全体の大まかなイメージをまず理解して、そこから自身の気になる部分を詳細に理解するイメージでしょうか。
通常のなぞり読みだと少しづつ読み進めながら、細部を理解しながら、最終的に全体のイメージを理解するイメージです。
理解に関しては、速読のメリットは、全体に目を通しながら、自身に必要な内容を短時間で抽出できる事です。
また、後から気になった部分もなんとなくどの辺りに書いてあったのかイメージできるので、すぐに該当箇所を読み返して終了なんて事もできるようになります。
2.ただ本を読めるだけのスキルである
これも以外に多いですが、ある意味、こちらの方が現実的な誤解ですね。
ただ、本が早く読めるだけのスキルであったならば、こんなに普及する事はないと思います。
実際、トレーニング型速読ならば、本が早く読めるだけのスキルには、とどまりません。
基本的に右脳を鍛えるトレーニングにもなるので、本人が自覚していない部分で様々な変化が起こります。
例えば、物事の判断スピードが速くなる。普通に読んでる仕事の書類の処理速度が速くなる。いろんな速度が上がるので、自然と心に余裕ができる。
イメージ脳が鍛えられる事によって、記憶力もアップする。
資格取得の学習などテキストを処理するスピードが上がるので、勉強時間が短くなる。もしくは、他人よりも同じ時間で、反復学習ができる。
読書速度が上がるので、難解な本も今までと同じ時間で、複数回目を通せるので、今までより早く理解する事ができるようになる。
このようにトレーニング型速読ならば右脳も鍛えられるので、様々な場面で今までよりもベースの上がった取り組みが自然とできるようになります。
3.速読を覚えたら、普通の読み方ができなくなる
これもあるあるかもですね。
結論からいうと、速読を覚えても今までのなぞり読みはできますし、しても問題ないです。
しいて言えば、なぞり読みのスピードも自然と上がっていますが(^^
速読での書籍の読み方となぞり読みでは、根本的やり方が異なります。
なので、速読を覚えたら速読となぞり読みの切り替えができるようになるので、小説など味わって読みたい本は、普通になぞり読みすれば良いと思います。
ただ、定期的に速読やトレーニングをしていないと速読のスピードは落ちていくと思います。
筋トレや運動をしていないと筋力が段々衰えていくのと同じイメージですね。
まあ、速読を覚えたら、読書が隙間時間で、できるようになるので、書籍を読まなくなるというのは、あまり考えられないですが。
細かい誤解はまだまだあるかもですが、大きな誤解はこれくらいではないでしょうか。
速読を学ぼうか思案中の方の材料にして頂ければと思います。