私は、投資を始めるならインデックスファンドの積立投資を推奨しています。
でも、それがすべて当てはまるわけではありません。
老後資金や長期の資産形成を目的とした投資なら、インデックスファンドの積立投資が結果を出すのに難易度が低い(リスクが低いわけではありません)です。
ですから、とりあえず投資を始めてみたいという人には、勧めています。
でも、本来投資は、目的があってそれに合わせて投資商品を選ぶものです。
リスクをとって良い場合。リスクを取らない方が良い場合。
基本的には、いつそのお金が必要になるのかで決めて良いと思います。
先日も我が家では、妻といくつか話が出ました。
我が家では、妻が貯める係で私が運用係です。
妻が貯蓄でそれなりに貯まってきたら、目的別に私が運用先を決める感じです。
運用先は、大枠的には、妻のコンセンサスも取りますが。
先日も緊急用資金が大分貯まってきて、必要以上になっているので、どこか別の用途に当てようと提案があり、住宅ローンの繰り上げ返済用に回す事にしました。
ただ、今は住宅ローン減税の期間があと5年程あるので、5年後まで取っておくことになります。
ですが、普通預金に入れたままにしておくのも金利がほとんどつかないし、投資信託では、5年後だとマイナスになっているリスクが大きいので、結局、個人向けの10年変動国債を購入する事にしました。
個人向けの10年国債なら、3年以上保有した後の売却時は、直近2回分の利子相当額x0.79685が引かれるだけですので、元本割れはしないですし、金利も普通預金良いですし、へたな定期預金よりも良いです。
また、別日には、子供向けに作ってある口座に貯めてあるお金もそれなりに貯まってきたので、どうするかという話になりました。
使用目的は子供向けです。
子供のイベントで大きな金額が必要になるのは、大学入学から卒業までと考えそれまでまだ15年程あるので、それだけあれば、投資信託でリスクを取っても良いかなという話になり、新NISAが始まったらすぐに投資信託に入れる事にしました。
私たちの決断が正しいかどうかは、分かりませんが、このように必要用途に合わせて投資は行うものです。
人生では、まとまったお金が必要になる場面がいくつかあります。
それぞれに合わせて、ご自身や家族と相談しながら、投資先や期間など決めていかれると良いでしょう。