時々、ネット記事などで、速読を否定する記事を見かけます。
もちろん執筆者の考え方を否定するつもりもないし、言論の自由があるので、構わないですが、読んでいると突っ込み所、多数な記事だったりすることもあります。
速読を否定する人に結構いるのが、海外の速読を否定する論文を拠り所にさらに拡大解釈をしている方です。
先日も速読否定の記事を見かけたのですが、その方は、フォトリーディングをやり玉に挙げて、速読全体をひとくくりに否定されていました。
フォトリーディングとは、ページ全体を写真を写しとるように一瞬でみて理解していくという速読手法です。
習得するのに結構なトレーニングを要します。
実は、私は挫折しました。
その方は、速読ができるという人は、なぜ人に教えたがるのか。
自分が速読ができたらなら、誰にも教えずに東大受験や司法試験に挑戦する的な事が書いてありました。
自分で良いスキルでみんなも習得すれば幸せになれると思っているから教えたいんです。
この方は、人のために生きたいと思った事がないのでしょうか。
さらにいうと確かに速読ができると資格試験の勉強に役立ちますが、記憶術ではありません。
一度速読すれば、全部、細部まで覚えているなんてことは、普通の人はありえないです。
特殊な能力を持った方ならできるかもしれません。
この方は、あきらかに速読に対して誤解しています。
おそらく実践者と意見を交わしたことがないのでしょう。
しかも、最終的にはスキミング紹介をしていました。
速読ができる人からみれば、それは、テクニック型の速読。。。。。
速読を否定しているのに速読を勧める。
何が言いたいかというと、速読否定派の人の多くは、速読の事が理解できないから否定しているだけなのである。
ちょっと否定的な情報を調べて、それがすべてのような感覚で否定している。
だから自覚のないまま、速読を否定しながら速読の一手法を推奨するという滑稽な記事を書いてしまうのである。
速読を否定する事は、自由ですが、実践者と意見を交わした上で否定して欲しいと思った平日深夜でした。