ターゲットイヤーファンド(Target Date Fund)は、投資家がリタイアメント(退職)時期に近づくにつれて、投資ポートフォリオのリスクを自動的に調整する運用方法です。
このファンドは、投資家のリタイアメント時期が近づくにつれ、より安定した投資先に自動的に移行するため、退職前の年齢やリスク許容度などを考慮する必要がなく、手軽で使いやすいファンドです。
以下に、ターゲットイヤーファンドのメリットとデメリットを詳しく説明します。
【メリット】
- 手軽で使いやすい:ターゲットイヤーファンドは、リスク許容度や投資先などを自分で考える必要がないため、手軽で使いやすい投資方法です。退職時期に合わせた運用が自動的に行われるため、投資家は自分でポートフォリオを調整する手間を省くことができます。
- 自動的にリスクを調整:ターゲットイヤーファンドは、投資家のリタイアメント時期に合わせて、投資先をより安定したものに自動的に変更するため、リスクを自動的に調整してくれます。これにより、投資家は自分でポートフォリオを調整する必要がなく、投資先のリスクに対する不安も軽減されます。
- ポートフォリオの多様化:ターゲットイヤーファンドは、株式、債券、不動産投資信託など、複数の投資先を持つことができます。これにより、ポートフォリオのリスクを分散することができ、より安定した運用が可能となります。
【デメリット】
- 適切なファンドを選択する必要がある:ターゲットイヤーファンドには、投資家の退職時期に応じた複数のファンドがあります。しかし、どのファンドを選択するかによって、運用成績が大きく異なることがあります。選択するファンドについて、投資先やコスト、運用方針などを十分に調べて、自分に合ったファンドを選ぶ必要がある。
- 手数料は、安くない:通常のアクティブファンドよりは、手数料は安い傾向にありますが、インデックスファンドに比べるとやや高いです。
- 運用は景気動向には、合わせない:ターゲットイヤーファンドは、事前に決めた年齢に向かって、株式などのリスク資産を徐々に減らして、国内債券などの比較的リスクの小さい分野への投資を増やすリバランスを行うファンドですので、景気動向を加味して、好景気だから国債を減らして株式を増やすなどのリバランスは行われませんので、機会損失をしている可能性はあります。
- 暴落時は、全部下がる:年齢が進むにつれて、リターンもリスクも大きい資産から、ローリスク・ローリターンな資産へ、リバランスをして、高齢になるほど、資産を減らすリスクを減らすのが、ターゲットイヤーファンドの特徴ですが、過去の事例を見ても、暴落時は、全部下がりますので、暴落時は、優位性はありません。
総合的に見て、一度設定すれば、後は、設定した年齢、通常定年を迎える60~65歳まで、何もしなくても良いのですが、逆に投資を学ぶ機会がなくなりますし、手数料もインデックスファンドに比べて高いですし、リターンなどを考えると、私個人的には、おススメしないです。
暴落時は、少々のリバランスは、意味をなしませんし、投資しているファンドのリバランスの割合が正解かどうかは、結果論でしかわかりません。
最近のネット証券は、自分の投資スタンスに合わせたポートフェリオの提案もしてくれますので、それに合わせて自分で購入すれば良いのでは?とも思ったりします。

