お金を増やすというと、ビジネスで増やすか投資で増やすかの2択になるかと思いますが、アメリカ系で多いのがビジネスで財を成したタイプ。
欧州で多いのが、投資でコツコツと数世代に渡って資産を増やしてきたタイプ。
本書の結論でいうと日本人には、欧州型の方が合っているのではないかとの事でした。
確かに、日本人というと地道にコツコツの方が合ってる人が多い気がしますね。
ただ、本書では、他の本で最近、推奨されているようなインデックスファンドへの積立投資は薦めていません。
バリュー株やグロース株への投資を薦めています。
実際の株投資に触れた方が、投資についてのリテラシーを高められるからです。
こちらでそこそこの財を成したら、プライベートバンクに任せるといった具合でしょうか。
まあ、投資で0からそこまで一代でたどり着ける人は、そんなにいないと思いますが。
ただ、著者はビジネスで稼ぐ方が、短期間で稼げるのは間違いないので、若いうちは、本業のビジネスで稼いだ方が良いといしています。
そこで、稼いだお金で投資を始めましょうと。
ただ、1000万円を作る事を推奨していますが、ハードル高いですよね~。
私は、人生投資以外でやりたい事がたくさんありますから、若いうちからインデックスファンドの積立でほったらかしがいいと思いますが、著者は投資に対しての造詣が深まらないからという理由で推奨していません。
何にしても、日本人は、これからは、金融リテラシーを高めていかなければならない時代にきたと思います。
がむしゃらに働いていればそれなりに資産ができた時代は、もう終わっています。
人口動態からみても移民を受け入れない限り、バブル的な経済成長はもうやってこないでしょう。
普通の人でも稼いだお金でコツコツ積立・分散投資をやっていかなければ、人生100年時代を生き抜く事は難しくなっていくのではないでしょうか。
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