簡単に言うと、1ドル100円の時に円を売ってドルを買い、1ドル120円になったらドルを売って円を買い戻すと20円の利益になるという仕組みです。
もちろん、1ドル80円になってしまったら20円の損という事になります。
逆もまたしかりで、1ドル100円の時にドルを売って、円を買い、1ドル80円になったらドルを買って、円を売れば20円の利益になります。
FXはこれにレバレッジをかけて行うのが通常ですので、少額で取引する事が可能です。
FXのメリットは、第一に、レバレッジをかけて投資を出来る事です。
レバレッジをかけているので、少額で大きい取引ができてしまいます。
2つ目のメリットは、為替の取引は、世界中で行われているので、土日以外24時間取引ができるので、会社員の方でも夜寝る前に10分だけ取引をしたりチャートを見たりして利益を出している方もいらっしゃるでしょう。
3つ目は、FXは円売り、円買いどちらからでも始められるので、円安局面でも円高局面でもどちらでも利益を出す事は可能です。
次にデメリットです。
レバレッジをかけて投資を行うので、リターンが大きい分、リスクも大きいです。
また、株と違って、強制ロスカット機能が、日本の証券会社には義務付けられているので、証拠金水準が一定を下回ると強制的に決済されてしまうので、損が確定します。
つまり、塩漬けはできないという事です。
株なら、その会社が潰れたり、上場廃止にでもならない限り、次の値上がりをじっと待つ事ができますが、FXはできません。
ただ、ロスカット機能は、投資家にとって大きすぎる損失にならないようセーフティネットの役割を果たしていますので、一概にデメリットとは言えないですね。
FXは、投資信託や株と違って、積み立て投資には向いていません。
株や、投資信託のように、長期的にもっていれば、1購入単位の価値が上がり続けるという事がない上に、レバレッジをかけているので、自身のポジションと反対方向に相場が動き始めるとすぐにロスカットの対象になってしまうのが、理由です。
FXは、比較的少額で始める事も可能ですが、正直ほったらかしで稼げるものではありません。
要人の発言などで、簡単に流れが変わってしまうので、1日に数回はチェックを入れる必要があります。
書籍や、すでに結果を出されている方に習うなどして、かなり学習する事が必要な分野です。
安定的に稼げるようになれば、リターンは大きいので、やる気のある方は、挑戦してみても良いでしょう。
各証券会社では、架空の取引ができるデモ口座も準備していますので、そちらでFXとはどんなものか実際に取引してみるのも良いでしょう。