積立nisa口座を解説して投資信託を購入したとします。
この保有している銘柄は、自分の好きなタイミングで売却できます。
ただしむやみやたらに売却するのはおすすめできません。
積立nisaの場合、長期間非課税枠を使って運用できるのが特徴です。
長期運用の場合、長く資産運用した方が儲けも大きくなります。
できるだけ長く続けると資産をより増やせる可能性が高いことは頭に入れておきましょう。
しかし中には「ここまで儲かったら利益確定したい」という人もいるでしょう。
例えばマイホームやマイカーの購入資金に充てたい、子供のいる家庭の場合教育費を確保したいといった場合、目標金額に到達した時点で売却するのも一つの方法です。
では実際に積立nisaで保有している銘柄を売却するには、どのような手続きを踏めばいいのでしょうか?
今ではほとんどの方がインターネットを使ってトレードしているでしょう。
ネット証券での売却方法はそれほど難しくはありません。
まずログインしてマイページにアクセスしましょう。そしてメニューの中から自分の保有資産に関する管理画面にアクセスします。
次に売却しようと思っているファンドを選択します。
全額を売却するか、部分的に売却するかを選択して、画面の案内に従って操作するだけです。
一部の売却に留めるのであれば、金額や口数を入力してください。
売却する際には多くの証券会社で先入先出方式を採用しています。
これは売却の注文を出すと非課税期間の短い商品から順番に売却するシステムです。
ただしすべての証券会社で採用している方式ではありません。
もし自分で選択する場合、非課税期間が終了していたり、残りが短いものから優先して売却しましょう。
積立nisaを売却するタイミングは何度か訪れます。
該当する時期が来たら、売却すべきか検討してみるといいでしょう。
まずはライフイベントが起きた場合です。
結婚や出産、マイホームの購入、親の面倒を見ることになったなどです。
共通しているのはいずれもまとまったお金が必要になる点です。
もし積み立てを続けるのが厳しければ、ここでいったん売却することも視野に入れましょう。
また資産が利益によって倍になった時も売却のおすすめのタイミングです。
例えば40万円のファンドを購入して、80万円まで膨らんだとします。
この場合、40万円を売却して残りの40万円で今後運用をします。
そうすると40万円がいくら減っても元本割れの心配がなくなるわけです。