2022年11月から、積立nisaがいつまでできるのかという積み立て期間が延長されています。
それまでは、いつから積立nisaを始めた場合でも、積立可能な時期は2042年までと決められていました。
しかしこの変更によって現在では、いつから始めた積立でも、積立を開始した時から20年間の非課税対象となることが認められています。
今年に開始した積立は、今年からカウントして20年間は非課税となり、来年に開始する積立なら、来年からカウントして20年間の非課税期間を得られます。
積立nisaは、半永久的に存在している積立投資信託商品ではありません。
非課税対象となる時期は期間限定で、積立を開始できる最後の年は2042年までと限定されています。
2042年に積立限度額となる40万円を積立nisaに投資した場合には、この40万円の非課税期間はそこから20年間なので、2061年までは非課税となります。
しかし、2042年よりも後の2043年からは、積立nisaへの非課税投資はできなくなるので注意しなければいけません。
積立タイプではない一般nisaの場合には、非課税期間が終わっても非課税枠へロールオーバーすることによって非課税のステータスを継続できます。
しかし積立nisaの場合には、ロールオーバーはできません。
20年の非課税期間が過ぎたら、どうなってしまうのでしょうか?
1つ目の選択肢は、積立nisaの元本および利益をそのまま課税口座へ移行して運用を続けるという方法があります。
この場合、非課税期間に得た利益に関しては、課税口座から引き出す際にも税金はかかりません。
慌てて引き出す必要がないという点は、大きなメリットと言えるでしょう。
2つ目の選択肢は、非課税期間のうちに売却して、換金するという方法があります。
積立nisaの非課税期間は最長で20年間ですが、絶対に20年間待たなければいけないというルールはありません。
20年以内なら、いつでもどのタイミングでも売却して現金化することが認められています。
3つ目の選択肢は、上記の現金化した後に再び積立nisaの非課税枠を使って資産を増やすという方法があります。
ただし、増えた利益によって40万円という年間の上限を超えてしまう場合には、超えた分に関しては課税口座を利用しなければいけません。