メリットが多い積立nisa、デメリットはある?

メリットが多い積立nisa、デメリットはある?

積立nisaにデメリットはあるの?メリットばかりではない?

デメリットを知ることは大切

積立nisaは、投資によって出た利益が非課税になるという大きなメリットが期待できる投資商品です。

 

しかし、どんなに大きなメリットがあっても、積立nisaが投資商品である以上は、リスクも存在します。

 

まったくリスクを理解せずに積立nisaを始めてしまうと、万が一の時には「こんなはずじゃなかった」と後悔する事態になりかねません。

 

積立nisaを始める際には、リスクをきちんと理解した上で、納得してから始めましょう。

リスク1:選べるのは投資信託とETFのみ

積立nisaでは、特定の株式銘柄など、何でも自由に銘柄を選べるというわけではありません。

 

金融庁が定める基準をクリアした、信頼性の高い銘柄を複数組み合わせたファンドが、金融機関からラインナップされており、投資家はファンドの選択肢から選ぶことになります。

 

積立nisaのファンドにもいろいろな種類があるので、高い利回りが欲しい人や、運用コストを低く抑えたい人など、さまざまな投資家にピッタリのファンドを選ぶことは可能です。

 

しかし、特定の銘柄を自身で選んで投資できないという点は、積立nisaのデメリットと言えます。

リスク2:一般NISAとの併用はNG

NISA商品には、積立nisaの他に一般NISAもあります。

 

1年ごとに、今年は積立をして来年は一般NISAに投資する、ということはできますが、どちらの商品も同時期に併用することはできません。

 

また、年の途中で変更できないという点も、積立nisaのデメリットと言えます。

リスク3:年間の積立額は40万円まで

積立nisaでは、年間に積立られる金額は最大で40万円までと上限があります。

 

そのため、もっと多く投資したい人にとっては、デメリットと感じるかもしれません。

 

ただし、これは年間当たり40万円なので、毎年40万円ずつを積立nisaへ投資することは可能です。

リスク4:元本保証ではない

積立nisaは、金融庁が認可した信頼性の高い銘柄のみが厳選されています。

 

しかしそれでも投資商品である以上、元本保証ではないリスクは理解しておかなければいけません。

 

元本割れのリスクを回避したい人は、運用手数料が少ないファンドを選んだり、短期で口座を解約しないなどの工夫をすると良いでしょう。

リスク5:最終的な積立開始は2042年まで

積立nisaは、期間限定の非課税投資商品です。

 

投資した額に関しては、それぞれ最長20年までの非課税期間がありますが、積み立てを開始できる最終年は2042年までとなっているので注意しましょう。