積立nisaでファンドを購入するにあたって、バランス型の商品はおすすめといえます。
通常投資信託には複数の金融商品が組み込まれています。
数十、多いものだと数百もの商品が組み込まれている場合もあるほどです。
株式や不動産、債券などいろいろな金融商品を組み合わせています。
金融商品の組み合わせのことをポートフォリオと言いますが、これはあらかじめ組まれている商品を指します。
つまりこのタイプの投資信託を1本購入すれば、複数のシンプルなファンドを購入したのと同じ効果が期待できます。
国内外の多種多様な金融商品が組み込まれているものもあり、1本ファンドを購入すればリスク分散も可能になるわけです。
この手のファンドの場合、リバランスを自動的に行っているのもおすすめの理由の一つです。
例えば当初は国内株式と海外株式、国内債券、海外債券が25%ずつのポートフォリオのファンドだったとします。
しかし値動きの結果、バランスが崩れます。
値上がりした金融商品を売却して、比率の下がったものを購入します。
こうすることで元の25%ずつの比率を保つわけです。
これを自動で行ってくれるので、自分で調整する必要もありません。
ではおすすめのファンドとしてどのようなものがあるのかを紹介します。
まずは三菱UFJ国際−eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)です。
国内外の株式や債券、不動産投資信託の8つの金融商品を均等に組み入れているのが大きな特徴です。
世界中の金融商品で運用できるので、リスクを多角的に分散できます。
信託報酬も税込0.154%を上限としていて、低水準です。
余計なコストを負担することなく、効率的に資産を増やせます。
One−投資のソムリエも人気となっているファンドの一種です。
こちらも国内外の株式や債券、不動産投資信託に分散して投資を行っています。
しかも機動的かつ柔軟に変更できるのが強みです。
相場は日々刻々と変更します。
それに対応して、配分比率を変更する柔軟性を持っています。
価格が下落すると判断されれば、その金融商品の比率を引き下げます。
その結果、基準価額の変動を年率で4%以内に抑え込むことを目標にした運用が行えます。
資産運用したいけれども資産を増やすことよりも、損失を優先的に防ぎたいと思う投資家もいるでしょう。
そのような安定志向の方には、One−投資のソムリエがおすすめといえます。