株式投資とは、株式会社が発行する株式を購入する事で投資する手法です。
通常、証券取引所の審査に通り、上場している株式会社の株を証券会社を通じて証券取引所で売買する事で投資をします。
その会社の将来性や業績がダイレクトに株価に反映されますので、投資手法の中では、ハイリスクハイリターンの部類に入ります。
投資信託は、その投資先の会社の一つが傾いても大きな影響はありませんが、株式投資の場合は、業界が低迷していてもその会社が儲かっていれば株価は上がることもあるし、その逆に業界が伸びていてもそれに投資先の会社がついていけてなければ株価は低迷したまま、さらに財務状態が悪いと株価は下がる事もあります。
投資信託は、その業界などへの投資になりますが、株式投資では、単一の会社への投資になるため、業界の情報やその会社の情報など深堀して情報を集めて、自分で判断して売買を行う必要があります。
正直、投資の初心者には向かない投資手法といえますが、単一の会社にダイレクトに投資をするため細かい部分で何に投資しているかわからない投資信託よりやりがいはあるでしょう。
投資初心者であれば、証券会社に口座をもっていない事もあるでしょう。
まずは、証券会社に口座を作る必要があります。
どこの証券会社にすれば、良いのか分からないかと思いますが、今ならネット証券がおススメです。
大手のSBIグループのSBI証券や楽天グループの楽天証券、三菱UFJグループのauカブコム証券などがおススメです。
これらのネット証券なら、スマートホンアプリも提供されているので、リアルタイムで株価をチェックできます。
口座開設も、スマホやパソコンからインターネットを通じて家からでも口座開設可能です。
もちろん口座を開設するだけなら無料ですし、口座維持費用もかかりません。
口座開設をするだけで、ネット上で、上場会社の財務状況や株価をチェックする事ができますので、投資したい会社を決める前に口座を開設してみても良いでしょう
株を購入する上で、単位となるのが単元株式です。
会社によって、1〜1000株となっています。
たとえば、単元株式が100株の会社ですと、一株5000円だった場合は、購入するのに5000x100株で500000万円必要という事になります。
通常、株式投資をはじめるためには、小額では厳しいのです。
以前なら、100万円は準備しないといけないと言われていました。
ですが、それでは、株式投資の裾野が広がらないので、初心者向けに登場したのが、プチ株やミニ株と言われる単元株式をもっと小さく分けて売買できる仕組みができました。
これは、証券会社が投資家の変わりに単元株式を購入し、それを分けて販売しているのです。
プチ株やミニ株の登場で1万円からでも株式投資ができる様になりました。
また、プチ株等を積み立てる累投という購入方法も登場しました。
株式投資でえられるリターンには、2種類あります。
まず一つ目は、株価が値上がりした時に売却して得られる値上がり益。
通称、キャピタルゲインを呼ばれる物です。
こちらは、その会社自体や新発売した商品やサービスに将来を感じて、その会社の株が欲しいと思う人がさっとうすると市場に流通している株数に対してたくさんの購入希望者が現れると株価が上昇します。
これを狙って株を購入してじっと待つという事になります。
2つ目のリターンは、株式を保有し続ける事によって得られる配当や株主優待です。
配当は企業がその経済活動によって得られた利益を株主に還元する目的で行われるものです。
この配当増やすと発表された際にもその会社の株が欲しいという人が増えるので、結果的に株価が値上がりする事もあります。
株主優待は、その企業が提供している商品やサービスをプレゼントもしくは、優待価格で提供するものです。
次に株式投資のリスクについて。
一番のリスクは、株券が紙切れになってしまう可能性があるという事でしょうか?
投資している会社が倒産すると株価はつかなくなり、1円も帰ってきません。
また、不正や業績悪化で、上場廃止になった場合は、気軽に売買できなくなくなってしまうので、事実状紙切れ状態になってしまいます。
株価の値下がりについてもリスクでは、ありますが売却しなければ損は確定しないので、持ちづづけてじっと株価が上がってくるのを待つという方法もあります。
ちなみに口座を開いている証券会社が倒産しても株紙切れになりません。
株券の所有権は、あくまで投資家ですので、紙切れなったりはせず、他の証券会社の口座に移すだけですので、直接的なリスクにはなりません。