債券の中でも信用度の高い国債とは?

債券の中でも信用度の高い国債とは?

債券の中でも一番信用度が高いのが国債です。

安定資産として運用される国債

国債とは、その名の通り国が発行している債券です。

 

国のお墨付きの債券ですので、信用度は抜群です。

 

ただし、新興国の債券などは、財政破綻リスクの観点から信用度は高いとは言えません。

 

国債は、購入時に利率が決まっており、償還期限まで、売却せずに保有していれば、元本および利子が返還されますので、購入時にどれだけの利益がでるのか確認する事ができます。

 

ただ、外国の国債だと当然、為替リスクがついて回るので、そこは要注意です。

 

為替リスクによって元本割れする可能性は、排除できません。

 

日本の国債なら、そんなリスクもないので、リスクを最小限で資産を減らさない観点から資産運用するには、国債は、最適な選択と言えるでしょう。

個人向け国債と新窓販国債

国債は、以前は最低購入価格も高く、個人には、とっつきにくい投資対象でしたが、2003年に国債の安定消化を目的として、一般個人でも購入しやすい設定の個人向け国債が発行されるようになりました。

 

個人向け国債は、最低1万円から購入が可能な上、2022年現在、最低金利も0.05%に固定されています。

 

また、1年以上保有後なら、いつもで中途換金が可能で、その際も元本割れする事はありません。

 

また、銀行や証券会社など多様な金融機関で毎月購入が可能ですから、毎月1万円積立購入するという事も可能です。

 

投資をしたいけど、利回りは低くてもよいからとにかく元本割れだけはしたくないという方にお勧めです。

 

通常、定期預金よりも高い利率設定されているので、定期預金に入れておくくらいなら国債を購入した方が、いくらか利益は多いでしょう。

 

ただ、個人向け国債は、その名の通り個人にたいしてのみしか販売はされていません。

 

法人やマンション管理組合などは、新窓販国債でないと購入できないのです。

 

新窓販国債は、個人向け国債のような優遇はありませんし、最低購入金額も5万円と個人にはちょっととっつきにくいですが、購入直後から売却できるメリットがあります。

 

ただ、個人向け国債と違って、売却価格が変動しますので、利子以外の利益が出る場合もありますが、元本割れするリスクもあります。

 

ただ、償還期限には、必ず元本は返却されますので、元本割れするタイミングで売却しなければ良いだけです。

 

法人などで資産を手堅く運用したい場合などに、利用すると良いのではないでしょうか。

 

個人向け国債は、3年、5年、10年と償還期限毎に商品がわかれています。

 

新窓販国債は、2年、5年、10年の償還期限毎のラインナップになっております。

 

個人向け国債は、それぞれ利回りも違いますが、新窓販国債は、それぞれの償還期限以外の条件は同じとなっています。