少額投資非課税制度の裏技―NISAからつみたてNISAって途中で変更できる?

少額投資非課税制度の裏技―NISAからつみたてNISAって途中で変更できる?

小額投資非課税制度であるNISAは途中で積立NISAに変更できるのか?

少額投資非課税制度の種類

少額投資非課税制度には年間120万円まで5年間非課税で運用できるNISA、年間40万円まで20年間運用できるつみたてNISA、お子さんが成人になる前まで利用できるジュニアNISAの3種類があります。

 

一般的にはNISAとつみたてNISAを利用する方が多いですが、お子さんがいる家庭ではジュニアNISAも併用して資産運用する方も少なくありません。

 

証券会社にNISA口座を開設する場合、どのNISA口座を開設するかを最初に決定する必要があります。

 

いったん決定してしまうと他のNISA口座は基本的に開設できないので注意が必要です。

NISAからつみたてNISAへの変更はできるの?

NISAで資産運用を始めたものの、年間120万円枠を使いきれず1年が過ぎてしまったという方は意外と多いのではないでしょうか。

 

仮に年間投資額が40万円に満たないのであれば、つみたてNISA口座を開設した方がよかったと後悔してしまうかもしれません。

 

その反対もあります。

 

基本的にNISA口座は1つしか持つことができないので、どちらにするかをよく検討してからスタートするのが最善ですが、投資をしている途中で気が変わって口座を変更したい場合、1年間に1度だけなら口座変更が可能です。

切り替え時期に注意しよう

NISAからつみたてNISAもしくはその逆の手続きを行う場合には、証券会社で所定の手続きをとることで変更が可能です。

 

ネット証券会社の場合、変更はオンライン上で可能ですが、一般の証券会社の場合は区分変更手続きもしくは証券会社を乗り換える場合は廃止通知書による手続きを紙ベースで実施することになります。

 

注意したいのは切り替えができる期間です。

 

NISAは毎年1/1にスタートし、12/31まで投資を行いますが、この期間中に1回以上株式や投資信託の買付を実施すると、その年は口座を変更することができません。

10月をめどに口座の変更をする

もし年度内にすでに買付をしたのであれば、翌年度から切り替えをすることになるので注意してください。

 

一般NISAの運用可能期間が近く満了する場合などは切り替えができなくなってしまうので気をつけましょう。

 

口座の変更は十分前もって予約を入れるようにするのが吉です。

 

最適なのは10月でそれを過ぎると間に合わなくなる可能性があるので注意してください。

 

ネット証券の場合、口座変更を申し込む場合、時期がまだ来ていないと画面上で切り替えができない旨が表示されるので、どのタイミングで変更したら良いかが掴みやすいので大変便利です。