将来に備えて、若いうちから資産形成を考える人が増えています。
資産形成の方法にはいろいろありますが、なかでも投資が有効な方法ではないかと検討している方も少なくないでしょう。
しかし、投資の場合、初心者にはハードルが高いというイメージがあります。
「損をしてしまうかもしれない」という思いが強くて、なかなか始められないという方も多いのではないでしょうか。
そんな方におすすめなのが、誰でもできる積立nisaです。
投資というと、難しいイメージがあります。
「安い時に買って、高くなった時に売る」のが基本と言われても、やはり投資のプロでもない限り、そのタイミングを見極めるのは並大抵のことではありません。
そんな投資初心者でも気軽に始められるのが、運用をプロに任せることのできる投資信託です。
投資信託とは、金融のプロに実際の運用を任せることのできる積立投資で、投資する人は月々決まった金額を貯蓄感覚で投資していくだけで、運用益が得られるという投資法です。
ただ、一般的な投資信託の場合、運用で得た利益の約20%を税金として納めなければならないという決まりがあります。
せっかく100万円儲けても、約20万円は税金として取られてしまうということです。
そんな税金のデメリットを解消できるのが、積立nisaという非課税の投資方法です。
年40万円という購入金額の上限はありますが、積立nisaなら最長20年という長期にわたって非課税の恩恵が受けられます。
先行する制度に一般nisaがあり、こちらは年120万円まで購入できますが、非課税期間が5年と短いのがネックです。
短期間でしっかり成果を出したい方には向いていますが、投資初心者の若い世代には、積立預金感覚で続けられる積立nisaの方が始めやすいでしょう。
正確には、積立nisaを利用できる人の条件が決まっています。
満20歳以上であり、かつ、日本国内に住んでいることが条件です。
この条件に当てはまらない人は残念ながら利用できませんが、資産形成を考える20〜30代の方ならほぼ誰でもできると考えてよいでしょう。
しかも、積立nisaは100円という超少額から始められるのもメリットです。
利用できる条件は緩くても、いきなり何十万円も投資しなければならないようでは、とても初心者には手が出せません。
金融機関によって最低金額は違いますが、積立nisaなら最低100円から、高くても1000円程度からスタートできるのです。