積立nisaを始めるには、口座開設が第一歩となります。
ただ、どの金融機関で口座を開設すればよいか、ざっくり銀行と証券会社の2種類に分けても、どっちがメリットが大きいかで迷ってしまいます。
最終的にはご自身の判断になりますが、以下のポイントを押さえておき、銀行と証券会社のどっちが積立nisaに有利なのかを考えてみましょう。
銀行でも証券会社でも、積立nisaの口座開設は無料でできます。
手数料なども基本的に必要ありません。
したがって、比較の際はコスト面ではなく、取り扱う銘柄、積立できる金額や頻度に注目するのがおすすめです。
銘柄とは、積立nisaの投資対象の金融商品です。
積立nisaで投資できる銘柄はどれも金融庁の基準を満たした信頼できるものですから、どれを選ぶにしろ、それほど大きなリスクはないでしょう。
金融機関ごとに方針が違うため、取り扱う銘柄の種類や数はかなり違っています。
銀行と証券会社で比較すると、全体としては証券会社の方が、取り扱う銘柄の種類は多い傾向があります。
銀行の場合、およそ200ある銘柄のうち数本から10本程度しか扱っていないところが大半です。
証券会社なら100本以上から選べるところが多いので、選択肢が多いほどよいという方は参考にしてください。
少額から積み立てていくことができるのが積立nisaの魅力ですが、金融機関によって積立金額の最低単位が異なります。
一般的に、証券会社の方が最低金額を低く設定しているところが多いです。
100円から1円単位で積立できるところもあります。
一方、銀行は積み立てられる最低金額が1,000円や1万円というところが多いです。
可能な限り少額から始めたいのであれば、証券会社の方が選択肢は多いでしょう。
最後に確認しておきたいのが、金融機関による積立頻度の違いです。
基本的に積立nisaは月1回で積み立てていく「毎月積立」なのですが、毎週や毎日を選択できるところがあります。
銀行では毎月積立しか選べないところがほとんどです。
毎週や毎日を選びたい場合は、証券会社から選ぶことになるでしょう。
積立nisaに関して、総じて証券会社の方が、銀行より選択肢の幅があるという結果になりました。
しかし、人によっては銀行の方がメリットを感じられる場合もあります。
証券会社は行ったことがないが、銀行なら窓口の人と懇意にしているという場合もあるでしょう。
ご自身のスタイルに合いそうな方を選んでください。