積立nisaを始めたものの、投資するだけの資金がなくなってしまったとか、忙しくて手をかけるだけの時間がなくなってしまったなどの理由で、口座開設後に放置してしまうケースも見られます。
口座をなにもしない状態にしたらどうなるのでしょうか?そのデメリットと共に、放置しても良いパターンを考えていきます。
口座開設後に放置しても、なにか大きな損失が生まれることはないので問題はありません。
というのも、積立nisaの場合は口座管理手数料、つまり口座を持っているだけで取られてしまうお金がないからです。
いろいろな事情があってNISAをしたいと思っても、口座開設後にうまく行かないことが出てくるケースもあるものです。
その場合でも、特に口座を閉鎖しないとトラブルに巻き込まれるわけではないので安心です。
問題はないとはいえ、デメリットは生じますので注意しましょう。
その一つが、非課税期間が無駄に消費されてしまうということです。
積立nisaは基本的に口座を開設した時から非課税期間である20年がカウントされ始めます。
そのため、全然投資をしていなくても、どんどん優遇措置期間が減っていってしまうのです。
後に真剣に積立nisaを活用したいと思っても、すでに期間が短くなっていますのでメリットを最大限生かせなくなります。
こうした意味では放置状態は良くなく、きちんと活用することを全体に口座を開くべきです。
口座開設後に商品を購入して、それを長期保有するということであれば放置しても良いでしょう。
積み立ての基本は、毎月少しずつ購入を進めていくというものです。
しかし、ある程度資金を投入していて、その商品が継続的にプラス実績を出しているのであれば、なにもしなくても投資益を生み続けてくれます。
もちろん、積み立てを続けていく方が良いのですが、多少なりとも利益を出しているのであれば良しとすることができます。
ただし、商品の実績は定期的にチェックすべきです。
最初実績が良くても、後にどうなるかは分からないからです。
急激に実質利回りが低くなったり、マイナスに転じたりする可能性もあります。
せっかくの資産がどうなるか分からないリスクをそのままにせず、商品の買い替えをした方が良いです。
資金をさらに投入することができない状態でも、少なくても同じ金額で購入できる商品に買い替えて運用することが求められます。