積立nisaは結婚したらどうなる?

積立nisaは結婚したらどうなる?

積立nisaは結婚したらどうなるのでしょうか?

積立nisaは、20年間に及ぶ非課税枠を使えるという制度で長期間に及ぶのが大きな特徴です。

 

20年もあると、多くの人はその間にいろいろなライフイベントを経験するものです。

 

そこで、積立nisaと結婚という大きな変化の影響を考えてみましょう。

独身時からの積立nisaは結婚したらどうなる?

積立nisaを独身時代からしている場合、結婚してもそのまま同じ商品を継続して続けることができます。

 

ただし、結婚したら名字が変わるというケース、また住所が変わる場合も手続きが必要となります。

 

それぞれの証券会社によって多少の違いはありますが、いくつかの提出書類がありますので、事前に準備してすぐに変更手続きをすべきです。

 

具体的には、運転免許証などの氏名の変更が分かる本人確認書類が必要です。

 

同時にマイナンバーが記載されていて、新しい氏名や住所となっている書類、たとえばマイナンバーカードや住民票も提出します。

 

もう一つの書類は、非課税口座移動届出書というもので、変更手続き用の書類を作成します。

 

これは証券会社のホームページなどからダウンロードすることができます。

 

これらの手続きをしないと、税制上面倒が生じて非課税枠がなくなってしまうリスクもありますので、できるだけ早く済ませましょう。

結婚したら積立nisaの枠はどうなる?

積立nisaは年間40万円という非課税枠が決まっています。

 

この枠は結婚したらどうなるのでしょうか?

 

結論は、変わらずそのまま利用することができます。

 

というのも、積立nisaの非課税は、1人当たりに割り当てられたもので、世帯や家族に対して作られているわけではないからです。

 

そのため、結婚したら今度は夫婦2人分の非課税枠、年間80万円となるわけです。

 

もちろん、それぞれの名義で口座を作って投資をする必要はありますが、夫婦で倍の資産運用ができることになるので、より効率的な投資が可能となります。

 

結婚したら資産は2人の共同のものとなるのが原則です。

 

これは積立nisaの利益も同じです。

 

そのため、たとえ自分名義の口座で運用している資産であっても、自分一人のものではなく配偶者と共同のものとなります。

 

これは特に離婚となってしまった時に意識すべき点です。

 

独身の時から始めていた積立nisaであっても、独身時代の利益と結婚してからの利益に分けて考えられ、財産分与の対象となるからです。

 

長期間に及ぶ資産運用をするという性質上、途中でいろいろな変化が生じることも考えて利用することが大事なのです。