積立nisaは、基本的に投資信託商品を買い進め長期保有することによって、複利効果を得て資産を増やしていくという考えで利用します。
しかし、実際に運用していると、より効率的な銘柄が見つかったり、新しい商品が出てきたりして細かく調整する必要が出てきます。
すでに始めた商品の金額変更をしたくなることもあります。
積立nisaでは、簡単に金額変更をすることができるのでしょうか?
また、その操作はどうやって行うのかをチェックしてみましょう。
積立nisaは金額変更をいつでも簡単にすることができます。
もちろん、それぞれの投資信託商品や利用している金融機関のルールの範囲内ということになりますが、その枠内であればいくらでも増額したり減額したりすることができます。
そのやり方は簡単で、自分の口座の管理画面を開いて、運用している商品の詳細を確認します。
その項目の中に設定金額という欄があるはずなので、その金額変更をするだけです。
もう一つの方法は、設定金額自体は同じにして、積み立て頻度を変えるというものです。
今まで毎月の積み立て頻度にしていたものを、毎週に変更すれば実質的に4倍の積み立て金額となります。
このように、積立nisaではホームページから簡単に金額変更ができるのですが、よく考えて行うべきです。
第一に考えるべきなのは、非課税枠を使い切る、もしくオーバーしないようにするということです。
積立nisaは年間40万円の購入金額、月に直すと約3.3万円が非課税の上限となっています。
これ以上はもともと購入できないようになっていることもありますし、購入するとその分について課税されてしまうこともあります。
そのため、設定金額を増額する時には枠内に収まるのか、他の商品を減らすことにならないかを考えましょう。
逆に、減額する時には、せっかくの非課税枠を無駄にすることにならないかを意識します。
積立nisaは非課税枠の40万円分を使い切らなかったとしても、翌年に未使用分を繰越すことはできない仕組みになっているからです。
もう一つの注意点は、コロコロと設定金額を変えていると効率の悪い投資となってしまうことがあるという点です。
複利効果によって年月をかけて資産を増やしていくものですので、早いサイクルで増額したり減額したりしていると、こうした効果を損なうことがあり結局利益が出づらくなってしまう恐れがあるのです。
金額変更する際にはしっかりと考えてから行うようにしましょう。