積立nisaは初心者でも始めやすい投資ということで、若い人たちが利用する割合が高くなっています。
では、この制度の対象年齢は何歳なのでしょうか?
制度のルールと共に、積立nisaを利用する際の注意点をチェックしましょう。
賢く時間を使った投資をするためのポイントも探っていきます。
積立nisaの対象年齢は18歳以上からとなっていて、上限はありませんので、成人していれば誰でも証券会社で取引口座を開設して投資できます。
ちなみに、2022年以前は成人年齢が20歳だったので、20歳以上でないと利用できませんでした。
法令改正によって自動的にnisa制度の対象年齢も下がっていますので注意しましょう。
この対象年齢については歳の数え方のルールが独特なので、気を付けけましょう。
18歳になったら、その日から口座を開設できるわけではないのです。
ルールでは制度を使い始める年の1月1日に18歳以上であることとなっています。
たとえば、2022年9月1日に18歳の誕生日を迎えても、その日に口座を開設できるのではなく、2023年の1月1日まで待たないといけないということです。
これは、積立nisaの20年間という期間のカウントの仕方が、1月1日スタートの年割になっていることと関係しています。
税制上のルールでは多くの制度が1月1日始まりとなっていますので、これに合わせる形なのです。
18歳以上になれば誰でも積立nisaの口座を作れるので、とりあえず成人になったから作るというのはおすすめしません。
というのも、積立nisaの20年間の非課税期間は、口座を作り商品を買い付けたらすぐに始まってしまうからです。
投資するための資金がなく、ほぼ利用しないということが分かっているのであれば、資金を調達できるまで待った方が良いです。
毎月ある程度商品を購入し続けることで資産を増やしていけるという投資手法です。
20年間の非課税期間を無駄にしないためにも、きちんと計画を立てて実行できる時に積立nisaを始めましょう。
逆に、子どもや孫が未成年者であるものの、将来のために投資をさせたいと思っているのであれば、ジュニアnisaという制度を活用するといいでしょう。
これは、18歳になって成人になった時点で積立nisaに移行することができます。
早い段階から投資ができますし、子どもや孫のために親権者が非課税で資金を出してあげることができるというメリットもあります。