積立nisaは途中解約できるがデメリットも…その注意点について紹介

積立nisaは途中解約できるがデメリットも…その注意点について紹介

積立nisaは途中解約できますが、積み立てをやめても解約せずにそのまま放置した方が良い事もあります。

積立nisaは途中解約が可能

積立nisaは長期運用を前提にした金融商品です。

 

しかし中には途中で解約したいと思う人もいるでしょう。

 

結論から言うと、途中解約は可能ですし、条件も特別設けられていません。

 

好きなタイミングで解約できますし、それに伴う違約金のような余計なコストは発生しません。

 

またNISAは再開設も可能です。

 

前に使っていた金融機関でも別のところでも開設できます。

 

ただし解約した年に買い付け取引を行っているかどうかで、対応が異なります。

 

もし買い付け取引を行っていなければ、解約した年にまた開設できます。

 

ただし買い付け取引を行っている場合には、最短で翌年に再開設しなければならなくなります。

メリットの失われる可能性

積立nisaは長期的に少しずつ積み立てていくための運用制度です。

 

このような運用スタイルをとることで、時間の分散と複利効果が期待できるのは大きなメリットです。

 

複利効果とは投資で利益が出た場合に、その資金を再投資に当てます。

 

そうすると投資元本が大きくなるので儲けが出たときに利益がさらに大きくなります。

 

利益を再投資しないのを単利といいますが、利回り3%の金融商品を年間40万円で20年積み立てると複利のほうが単利よりも40万円超もの利益が出ます。

 

もし途中で解約すると、この複利効果をなくしてしまいます。

 

投資ですから、短期的には損失を出す場合も十分あるでしょう。

 

しかし損したからといってすぐに解約してしまうと、せっかくの複利効果を放棄することにつながりかねません。

 

損失が出たときに短絡的に考えるのではなく、いったん冷静になって再検討するのがおすすめです。

解約の方法について解説

どうしても途中で解約したい場合、解約方法は口座開設している証券会社によって若干異なります。

 

しかし基本的には3ステップで解約できるはずです。

 

そんなに難しくはありません。

 

まずは証券会社に解約する旨を伝えましょう。

 

そうすると手続きのために必要な書類が送られてきます。

 

送られてきた書類に目を通し、必要事項を記入します。

 

場合によっては本人確認書類もしくはマイナンバー確認書類のコピーを添付して提出するように言われる場合もあります。

 

何を提出しなければならないか、送付された資料に書かれているはずなのでチェックしておきましょう。

 

書類に不備がなければ、非課税口座廃止通知書というものが郵送されます。

 

この通知書が届けば、解約手続きは完了したと考えてください。