投資の経験がない方でも、気軽に始められるのが積立nisaです。
100円という少額から積み立てていけるので、大きな金額を投じるのが不安という方でも始めやすいのではないでしょうか。
ただ、積立nisaをスタートするには、専用の口座を開設する必要があります。
銀行ならともかく、「証券会社は利用したことがない」となると当然、「口座を開設したこともない」方が多いでしょう。
少しでもスタート時のハードルを低くするためにも、始めやすい銀行を利用するのは賢い方法です。
なお、どの金融機関でも自動引き落としに対応していますが、指定できる金融機関の種類が決まっているところもあります。
自動引き落としの設定にかかる手間などを考えつつ、積立nisaの資金の引き落とし先をどこにすればよいかを考えていきましょう。
どこから積立nisaの資金の引き落とすかですが、銀行口座、証券会社の総合口座、クレジットカードという3種類の選択肢があります。
クレジットカード引き落としが選べるところは限りがあるので、とりあえず、銀行か証券会社のどちらを選ぶべきか、考えていきましょう。
すでに投資経験があり、証券会社の総合口座も持っているという方なら、証券会社の口座からの自動引き落としもスムーズです。
特に面倒はないでしょう。
一方、証券会社の口座を持っていない方の場合、証券会社の総合口座からの自動引き落としにするためには、まずは証券会社で口座開設を行わなければならないという関門があります。
そういう場合は、銀行口座からの自動引き落としの方が面倒が少なくておすすめです。
実際は証券会社での口座開設も難しいことではないのですが、銀行口座にすでに資金があるのに、それをわざわざ新たに開設した証券会社の総合口座に移動して、そこから自動引き落としに設定するという流れを考えると、やはり手間が余計にかかると言わざるを得ないでしょう。
すでに銀行口座を持っているのなら、積立nisaを始める際、指定した銀行の口座から直接引き落とせる金融機関を検討してみてください。
ただし、将来的に積立nisaだけでなく、株式投資など本格的に始めるつもりなら、今のうちに証券会社に総合口座を開設しておくのも手です。
株式など通常の課税対象の投資を始めるなら、結局、証券会社の口座が必要になります。
もちろん、その時に開設してもよいのですが、いずれ投資を本格化させたいと今から計画しているのであれば、積立nisaの引き落とし先に関しても、証券会社を選んでおいて損はないのではないでしょうか。