積立nisaで資産運用を始めたけれども、月々当初の積立額で運用を続けるのは厳しいということもあるでしょう。
もしそうであれば、減額すればいいです。
積立nisaの場合、金額変更はいつでも可能です。
年間40万円までという非課税枠にのっとっていれば、増額も減額もいつでも変更できます。
長期的な運用になるので、その中で「ちょっと今月は厳しい」とか「資金的に余裕があるのでもっと投資に使いたい」といったことが起こりうるはずです。
その時々の経済的な状況に応じて、フレキシブルに金額変更すればいいです。
よく積立nisaの話で目にするのは「月々33,000円」という金額です。
投資初心者の中には「毎月33,000円積み立てないといけないのか?」と思っている人も少なくないようです。
しかし決して毎月33,000円を積み立てる必要はありません。
あくまでも年間40万円という非課税枠いっぱいまで資金投資した場合の月々の金額です。
33,000円は月々の上限です。
ここから額を引き下げてもまったく問題ありません。
20年間の長期運用になると、その中でいろいろなライフステージを迎えるでしょう。
マイホームを購入して住宅ローンを組む、子供ができて教育費をねん出しなければならなくなることも十分考えられます。
すると月々積立nisaにそんなにお金を回せなくなることもありうるでしょう。
その場合には、積立額を減らして必要な資金に回しましょう。
それでもやりくりが大変なようであれば、積立nisaをいったん中断することもできます。
そして経済状況の好転したところで、つみたてを復活させることもできます。
このようにいろいろな方法がありますので、無理に資金をねん出する必要は一切ありません。
積立nisaの積立額は途中で変更することが可能です。
しかしこのルールを知らない人の中には、何とか積立額をねん出するためにほかから用立てようとする人もいます。
カードローンで借り入れするなどです。
しかしこのような借り入れは絶対にすべきではありません。
借り入れをすれば、結局返済するときに利息の支払いを余計に負担しなければならないからです。
超低金利といっても、それなりに借入金利の高い商品が多いです。
資産運用する際には余剰資金を使いましょう。
絶対に儲かる保証はないので、生活費には決して手を付けないでください。