積立nisaは月々五千円のような少額では意味がない？

積立nisaに興味があるけれども、実際の運用には躊躇している人も多いでしょう。

 

関連するサイトを見てみると「月々33,000円を積み立てる」という言葉がしばしば出てきます。

 

「毎月そんな額は出せない…」と思っている人もいるでしょう。

 

しかしこれは非課税枠いっぱいまで使った場合を想定しています。

 

別に非課税枠全てを使い切る必要はありません。

 

例えば月々五千円の積み立てをしてもいいわけです。

 

無理のない金額で積み立てていって、効率よく資産運用できるのが積立nisaの強みです。

積立nisaはネット証券で口座開設して資産運用するのであれば、月々100円からでも始められます。

 

月々100円であれば自販機で飲み物を購入したり、コンビニでコーヒーを購入したりするのを1回我慢するだけでねん出できる金額です。

 

このように言われると、投資初心者でも気軽に始められるのではありませんか？

月々5,000円で積立nisaを行った場合でも、それなりの節税効果が期待できます。

 

20年間このペースでコツコツ積み立てていった場合、投資金額は20年間のトータルで120万円になります。

 

この運用の中で利益が出た場合、そのすべてが非課税扱いになります。

 

例えば平均利回り4％の運用実績のファンドを購入したと仮定した場合、最大140万円の利益を手にできます。

 

140万円の利益に対しての課税はゼロです。

 

本来であればだいたい28万円くらい課税されるでしょう。

 

つまり30万円弱の節税効果が可能なわけです。

 

このように見ると、決して節税効果は小さくないでしょう。

積立nisaの場合、なにも年間40万円の非課税枠をすべて使いきる必要はありません。

 

月々5,000円であってもそれなりの節税効果も十分期待できます。

 

中には「月々5,000円を20年間積み立てるのは厳しい…」という方もいるでしょう。

 

その場合にはさらに少額で運用しても構いません。

 

とにかく継続することが重要なのです。

 

資産運用は長期で行うほど成果が出やすいといわれています。

 

つみたて投資は半ば強制的に月々コツコツ積み立てる形になるので、長期的な運用が可能です。

 

積立nisaは期間の途中で増額したり減額したりするのも可能です。

 

それほど投資に資金を使えないというのであれば、可能な範囲でコツコツ続けることを目標にしてみてください。