投資信託は、少ない資金でもコツコツと長期間積み立てることで、最終的に大きな資産を形成しようというタイプの投資商品です。
1万円から始めたい人はもちろんのこと、毎月1万円出せる人にとっても、株式市場で特定の銘柄を購入するよりも、信託投資の商品を購入したほうが長期的に大きなリターンを得られます。
金融機関では、たくさんの信託投資商品がラインナップされています。
少額で投資をスタートしたい人は、できるだけ手数料が少なく、リスクも低めのファンドを選ぶのが得策です。
例えば手数料に関しては、ファンド購入時に手数料がかからないノーロードタイプのものを選んだり、運用手数料がリーズナブルなものを選ぶことで、少ない資金や利益が手数料によって目減りすることを回避できます。
信託投資商品は、証券会社や銀行などで取り扱っています。
その中でも少額投資の投資家にオススメなのは、ネット証券です。
手数料が抑えられているほか、少額投資向けのファンドが充実しています。
投資期間や目的、期待できるリターンや懸念すべきリスクなど、幅広い方向から比較検討した上で選べます。
少額の資金でも、できるだけリスクを抑えることで利益を大きく出すことは可能です。
そのためには、できるだけ分散投資ができるファンドを選ぶことをおすすめします。
ファンドを構成している銘柄をチェックし、安定性を高めるための債券市場や保険市場が含まれているかどうかを確認したり、リスクが高くなる先物取引市場や新興国株などが含まれていないかという点を確認しましょう。
リスクヘッジにおいては、中長期スパンでファンドを保有することを前提にする心構えも必要です。
最低でも10年以上は引き落とさないつもりでスタートし、できれば20年後、30年後を目指したいものです。
適切なリスクヘッジを行っていれば、信託投資の複利効果によって投資期間が長くなるほど資産は大きく増えてくれます。
毎月1万円の積み立てでも、正しく運用すれば大きく資産を形成できます。
しかし、中にはリスクヘッジのつもりで行ったことが原因で、元本割れのリスクを高めてしまう行為もあります。
例えば、デイトレーダーのような短期取引で成功している取引方法を真似することは、少額で信託投資をする人は決してしてはいけません。
信託投資は株取引よりも手数料が割高です。
短期間で売却すると手数料が利益に大きく食い込み、元本割れのリスクが高まります。