投資信託には、たくさんのメリットがあります。
1つ目のメリットは、少額から始められるという点です。
他の投資商品だと、最初にまとまった自己資金が必要になることが少なくありません。
しかし投資信託では、100円とか1,000円からスタートできる商品が数多くあり、少額でスタートしたい投資家にとっては大きなメリットです。
2つ目のメリットは、分散投資ができるという点です。
投資信託では、複数の銘柄がファンドとしてパッケージ化されています。
銘柄はプロが厳選しており、リスクとリターンを考慮しながら幅広い業界や業種からピックアップした選りすぐりの銘柄ばかりです。
市場が変動してもお互いの銘柄が支え合うため、ファンド自身の大暴落が起こりにくいというメリットが期待できます。
3つ目のメリットは、運用はプロがしてくれるという点です。
投資家自身は、基本的に何もせずほったらかしの状態でも問題ありません。
初めて投資に挑戦する人にとっては、プロに任せられるという点は大きな安心感があるといえます。
4つ目のメリットは、個人では投資しづらい資産や地域の銘柄に対しても投資できるという点が挙げられます。
ハイリスク・ハイリターンなファンドの場合には、価格変動が激しい外国銘柄なども含まれていることが珍しくありません。
安定した日本銘柄だけの場合と比較すると、より大きなリターンが期待できるという点で大きな魅力があります。
たくさんのメリットがある投資信託ですが、デメリットも理解した上で投資を行うことをおすすめします。
1つ目に知っておきたいデメリットは、元本保証ではないという点です。
これは投資信託に限らず、全ての投資商品に共通するデメリットです。
投資信託のリスクは比較的低いため、長期間継続すれば元本割れのリスクを最小限に抑えられます。
しかし元本割れのリスクが0%ではないという点で、デメリットと言えます。
2つ目のデメリットは、運用をプロに任せるため運用手数料がかかるという点です。
手数料はそれほど高くはなく、保有している資産の1%〜3%程度が一般的です。
リスクが低いファンドほど運用手数料はリーズナブルになる傾向があるため、運用手数料を低く抑えたい人は、ローリスクなファンドを選ぶのがおすすめです。
3つ目のデメリットは、投資信託によって出した利益には、20%程度の税金がかかるという点です。
これは投資信託だけに限ったことではなく、他の投資商品にも共通しています。
また、投資信託の中には「つみたてNisa」のように非課税対象となる商品もあるため、工夫次第ではこのデメリットを抹消できます。