積立投資ののメリットは、複利の効果を享受する事にあります。
毎月、コツコツ積立てて、値上がって出た利益を再投資する事によって、複利の効果を享受すれば、利益は最大限に拡大するんです。
それが、分配金を定期的に支払われる投資信託にしてしまうと、出た利益が再投資されず単利での投資となってしまい、投資効率は上がりません。
資産を増やす気がなく、生活費の足しにする場合などは良いかも知れないですが、小額で投資を始める事を前提にした場合、分配金も微々たるものです。
なので、まずは分配金が支払われない投資信託で長年かけて、積立てて資産を増やしましょう。
そして、資産が大きく増えたら分配金が支払われる投資信託に乗り換えるというのはありだと思います。
インデックスファンドの場合は、ベンチマークとしている指標が必ずあります。
国内なら、TOPIXとか日経225、アメリカならS&P500などですね。
ベンチマークとしている指標と比べて、パフォーマンスが悪ければやめておいた方が良いです。
同じ指標をベンチマークとしている他の投資信託を選ぶようにした方が良いです。
ベンチマークよりパフォーマンスが悪い投資信託は、インデックスファンドとは呼べませんから。
まあ、有名な指標をベンチマークとしている場合は、大抵はきちんと連動していますが。
投資信託を購入する際には、必ず手数料が発生します。
インデックスファンドの場合は、同じ指標をベンチマークとしているファンドならパフォーマンスは通常ほとんど変わりません。
そこで、比べるポイントとして手数料しかなくなってくるんですよね。
特に毎月積み立てるのですから、積み重なると馬鹿にならない金額になります。
インデックスファンドを選ぶ際は、手数料を比較して選ぶと良いでしょう。
アクティブファンドは、ベンチマーク以上の収益を目指す事を目的としたファンドです。
ただ、ファンドの内容とベンチマークとした指標が違う場合は、正しい基準で判断ができません。
極端な例を上げると、国内株式で構成されたファンドなのに、ベンチマークしている指標がS&P500では、おかしいですよね。
とまあ、これは極端な例ですが、ファンドの構成内容とベンチマークがマッチしていないファンドは、正しい評価ができないので、やめておいた方が無難です。
アクティブファンドは、ベンチマーク以上の収益を上げる事を目的としたファンドです。
なので、単純に良いファンドかどうかの判断もベンチマークを上回るパフォーマンスを出しているかどうかで下す事ができます。
ベンチマークと同じレベルの収益では、インデックスファンドより信託報酬の高いアクティブファンドを選ぶ意味がありません。
アクティブファンドを選ぶ場合は、ベンチマーク以上の収益を上げているかどうかきちんとチェックしましょう。
アクティブファンドは、投資家が設定したテーマにそって、組み入れ銘柄が決まっています。
IT分野や工業分野、不動産、などなどです。
アクティブファンドの中には、今が旬の分野に投資している物もあります。
短期的に収益を上げて、早めに撤退する物もあるでしょう。
こういったアクティブファンドに投資するなら、ある程度まとまった資金を投入して、その動向を細かくチェックする必要があります。
小額でコツコツ積み立てていては、ある程度の投資金額になる前にパフォーマンスが下がって、撤退なんて事もあります。
小額投資でやりたいなら、長期的に投資ができる分野で構成されたファンドにしておきましょう。
為替ヘッジとは、海外の株式や債券などに投資しているファンドなどの場合、為替変動も運用成績に関わってきます。
為替ヘッジありにすると、リスクを抑える事ができますが、リスクを抑えるためにコストが運用上かかってきます。
なので、為替ヘッジなしに比べると、パフォーマンスが落ちる傾向にあります。
為替ヘッジなしなら、円高でパフォーマンスが落ちる事もありますが、円安なら逆に収益が出る可能性もあります。
なので、私は基本的に為替ヘッジなしをおススメします。