初心者が投資信託を選ぶ際には、複数のファンドを比較した上で、いくつかのポイントを押さえた選び方がおすすめです。
1つ目は、運用コストで選ぶという方法です。
少額で投資をする人や、始めたばかりの初心者にとっては、できるだけ運用コストがかからないファンドを選ぶのが安心です。
2つ目のポイントは、投資信託の種類で選ぶという方法です。
ハイリターンを狙うアクティブファンドタイプよりは、ベンチマークにパフォーマンスが連動しているインデックスファンドや、株式や債券など複数のファンドをバランスよくミックスしたバランスファンドタイプがおすすめです。
3つ目のポイントは、投資信託の総資産総額をチェックするという点です。
あまり少ない資産額では、投資家からの信頼があまりないということにつながるため、初心者にとっては避けたほうが無難かもしれません。
複数のファンドを比較しながら、総資産額についてもチェックすることをおすすめします。
4つ目のポイントは、売買回転率で選ぶというものです。
売買回転率というのは、一定期間の中でどのぐらいの売買が行われたのか、売りと買いの比率を示したものです。
買いに対して売りが多いファンドでは、投資家離れが懸念されます。
少額で投資信託を始めるなら、税金面での優遇措置が期待できる「つみたてNISA」を選ぶという方法もアリです。
つみたてNISAなら、投資によって出た利益は非課税の扱いになるので、税金は一切かかりません。
一般NISAと併用できないというデメリットはありますが、金融庁が厳選したファンドに対して投資を行うので、大きな安心感があります。
ちなみに、このつみたてNISAは、年間で40万円までの投資が可能です。
これは毎月33,000円程度と計算できます。
もしも考えている毎月の投資額がこれ以下なら、ぜひつみたてNISAを選び、節税してはいかがでしょうか?
投資信託を取り扱っている証券会社は、全国にたくさんあります。
それぞれ、ファンドの種類や特徴、かかる手数料などが大きく異なりますし、積立タイプの投資信託なら、最低いくらから投資できるかという線引きも異なります。
初心者や少額で投資をしたい人にとっては、できるだけリスクが低く、運用コストがかからない証券会社を選んだほうが、出した利益を最大限に受け取ることができるでしょう。
ネット証券なら、手数料が安いですし、夜間でも取引ができ、少額から始められるという点で、初心者にぜひおすすめです。