投資信託は、何歳からでも始めることができます。
しかし、この投資商品は長期スパンでのファンド保有を前提としているため、同じ元本でも投資期間が長い方が、大きなリターンを手にすることができるという特徴があります。
そう考えると、20代で信託投資をスタートすることは、とても賢い選択だと言えるでしょう。
実際に20代で信託投資している人の割合は、全体の20%程度です。
中でも近年の傾向としては、株式市場でのデイトレよりも、よりリスクが低く大きなリターンが期待できる安全性のある信託投資を選ぶ人が増えているという点です。
投資には、さまざまな種類があります。
多くの20代は、試行錯誤しながら自身の計画や目標を達成できそうな投資商品を見つけるわけですが、その中には失敗してしまうケースもあります。
この年代で失敗しやすい投資家には、どんなパターンがあるのでしょうか。
信託投資では、定期的にコツコツをファンドを購入し続けます。
できれば、家計を圧迫しないぐらいの少額から始めるのが理想的なのですが、大きく増やしたいという希望が強い人は、どうしても定期的な積立額を高めに設定してしまう傾向があります。
その結果、急な出費などに対応できず、最終的に信託投資を解約して資金を調達しなければならなくなってしまいます。
信託投資は長期運用を前提としているため、数年という短期間で解約すると
が高くなってしまいます。
その点を念頭に入れたうえで、無理のない範囲で続けられる金額で積み立てましょう。
これは20代に限ったことではありませんが、複数のファンドの中から選ぶ際には、ついつい欲が出てリターンが多く出るファンドを選んでしまう人は少なくありません。
利回りが高いファンドはリスクも高くなってしまいます。
しかも、その企業が利益を出しているかに関係なく、強制売却されるリスクも高くなってしまいます。
長く継続するという点においては、利回りが高すぎるファンドには要注意です。
長期間ファンドを保有するのだから、リターンが多ければ資産が大きく増えるだろうと考えてしまうのかもしれません。
確かに、その可能性は期待できるでしょう。
しかしリターンが大きなファンドは価格変動の幅が広く、場合によっては大きな価格低下によるリスクも高くなります。