投資信託は元本保証？リスク対策の方法とは？

投資信託は、複数の銘柄によって構成されたファンドに対して投資をする金融商品です。

 

貯金ではなく投資となるため、元本保証はありません。

 

この投資商品は中長期スパンで大きなリターンを出すことを前提としているため、長期間継続すれば、元本割れのリスクを最小限に抑えることが可能です。

 

しかし、数年未満という短い期間で解約した場合には、元本保証ではないため、手元に戻ってくる金額が元本よりも少ないという元本割れの事態が起こる可能性があります。

貯蓄よりも大きく増やしたいから投資をしたいけれど、できるだけ元本割れのリスクを最小限に抑えたいという人は、どうすれば良いのでしょうか？

 

投資信託を構成する銘柄は、複数の市場から多くのタイプが厳選されており、その中には元本割れリスクが小さなものもあります。

 

そうした銘柄が入ったファンドを選べば、元本保証ではないにせよ、元本割れのリスクを低く抑えることは可能です。

 

オススメのファンドには、国債や地方債などがあります。

 

国債というのは日本国の政府が発行する債券のことで、債券自体は元本確保されています。

 

投資信託の場合には元本確保ではなくなりますが、安全性という点では高く、リスクを低く抑えたい人でも安心ではないでしょうか。

 

一方の地方債は、国ではなく、都道府県や市町村などの地方自治体が発行する債券です。

 

国債と比較すると金利が高く、信託投資でも国債より高いリターンが期待できるという魅力があります。

 

こちらも元本確保ではありませんが、自治体が発行しているという点で高い信頼性と安全性があります。

 

民間企業が資金調達目的で行う社債もおすすめです。

 

ただし社債の場合には、その企業が倒産すると元本割れのリスクは高くなるため、どんなタイプの企業の社債によってファンドが構成されているかという点はリサーチすることをおすすめします。

 

貯蓄型の保険商品もまた、元本割れのリスクが小さな銘柄です。

 

貯蓄型というのは、学資保険や個人年金保険、生命保険などが該当し、これらがファンドの銘柄として使われることによってリスクを低く抑えられます。

元本割れのリスクが少ない銘柄が多く使われている信託投資ファンドは、バランス型と呼ばれるファンドに多くみられます。

 

これは初心者向けに提供されている投資信託商品でもあり、ファンド側がすでにリスク分散対策をしてくれているため、投資に関する専門的知識を持たない人でも安心です。