投資信託は、金融機関からラインナップされている信託商品の中から、自身のニーズや希望に合わせて選択します。
しかしその前に、賢く信託投資をするなら、まずは自身がどのように運用したいのか、方針や目的を決めることから始めるのが、賢い始め方と言えるでしょう。
例えば、期間はどのぐらいの運用を考えているのかによって、ファンドの選び方は変わります。
また、信託ファンド商品ごとにリターンが違います。
どんな銘柄への投資で、どのぐらいのリターンを期待できるのかという点についても、運用の目的に合わせて選びたいものです。
運用の目的が決まっていれば、リスクをとっても高いリターンを目指した方が良いのか、それともリスクを抑えて懸命にコツコツと増やすべきなのかが見えてくるでしょう。
信託投資口座は、金融機関で開設できます。
商品ごとに、積み立て型の投資なのか、それともスポット的な投資なのかが異なるため、商品を選ぶ際には注意しましょう。
初心者にオススメなのは、毎月一定額を定期的に積み立てるタイプです。
これは、市場の価額変動に影響を受けづらいだけでなく、時間的なリスク分散効果も期待できます。
長期間運用を続ける場合には、ぜひ検討したい信託投資方法です。
また信託投資の中には、NISAやiDeCoのように非課税対象となる商品もあります。
長期間の運用を前提としている人なら、こうした商品を選ぶことによって節税対策効果も期待できそうです。
信託投資商品は、どんなファンドへ投資するかによってリスクとリターンが変わります。
例えば安定性を重視した運用をしたい人は、大きなリターンは期待できないもののリスクが少ない債券型を選ぶのが良いでしょう。
一方、リスクを分散しながらも高めのリターンを狙いたい人なら、バランス型の信託投資商品を選ぶことをおすすめします。
投資信託口座は、ネット証券会社でも、店舗を持つ証券会社でも取り扱っています。
それぞれ特徴が異なるため、証券会社を選ぶ際にはメリットとデメリットを理解することが大切です。
例えば店舗を持たないネット証券の場合には、設備投資費がかからないことで各種手数料がリーズナブルに抑えられています。
少額で投資を始めたい人にとってはおすすめです。
一方、サービス重視で証券会社を選ぶなら、店舗を持つところを選ぶのが良いかもしれません。