投資信託で利益確定のタイミングはいつ?

投資信託で利益確定のタイミングはいつ?

投資信託で利益確定するタイミングについて考察してみました。

変動している投資信託ファンドを持っていても利益は確定しない

投資信託では、定期的にコツコツと資金を積み立てながら資産形成をするタイプや、一度にまとまった資金をファンドへ投資するタイプなどがあります。

 

どちらのタイプでも、ファンドへ投資した資金が、市場の変動によって価額が上下している間は、利益確定はしません。

 

市場が好調で価額が高くなっていても、ファンドを持っている状態ではどのぐらいの利益が出るかなと想像したり計算したりすることはできても、実際の利益にはなりません。

 

一方で、市場が低迷している際には、もしかしたらファンドへ投資している自身の資産価値が元本割れとなっている可能性もあるでしょう。

 

しかし、ファンドを保有している段階では利益も損失も確定しないので、安心しましょう。

 

そのままポジションを保有し続けて、市場が回復して元本割れの状態から脱却するのを待てばよいのです。

利益確定のタイミングは、利益がでてつつその資金が必要になった時

それでは、投資信託においてはどのタイミングで利益確定するのでしょうか?

 

これは、手持ちのファンドに売り注文を出して、約定したタイミングとなります。

 

投資信託においては一般的に、投資をスタートしてからこれまでの総資産価値を計算し、手数料などの諸経費を差し引いても含み益が出ている状態でファンドを売却します。

 

損失が出ているのに売却してしまうと、損失確定となってしまうため、必ず売却前に最終的なトータルリターンがいくらになるかという計算をしましょう。

 

信託投資では、売却しようと考えたら、売却の注文を入れます。

 

売却価格がいくら以上という条件を付けたり、時価で売却をすることもできます。

 

売却注文が通って約定となると、保有していたファンドがなくなり、約定金額から手数料や税金等が差し引かれた残りが手元に入ってくることになります。

 

利益が確定したというタイミングは、このリターンが手元に入ってくるタイミングを指します。

 

このリターンは、必ずしも現金化するとは限りません。

 

何かの目的で資金が必要なら、現金化することは可能です。

 

その場合、金融機関に口座解約の手続きを行うと、指定した銀行口座へリターンを含めた残高が振り込まれることになります。

 

海外の金融機関からの振り込みになると、自身の口座にリターンが入るまで数日かかることもありますが、現金が手元に入るタイミングがリターン確定となるわけではない点には、注意が必要です。あくまでも、保有しているファンドを約定したタイミングです。