投資信託では、ファンドマネージャーがどこに投資して資金運用するかを厳選します。
その中には、株式市場や不動産、海外市場など様々なものがありますが、その一つに債券市場があります。
そもそも債券とは、国や企業が資金調達のために発行するもので、有価証券です。
国債とか社債として知られています。
この有価証券は、持っているだけで一定額の利子を受け取ることができるという特徴があります。
満期を迎えたら元本は返済となりますが、市場の変動に影響を受けずに確実なリターンを得られるという点で、信託投資では人気があります。
それでは、どのぐらいの金利で利益が出るのでしょうか。
有価証券の取引価格は、市場の変動に合わせて変わりますが、その変動に大きく関係しているのが、市場金利です。
金利が高くなると有価証券の価格が下がり、金利が下がれば有価証券の価格は上がります。
このタイプの銘柄が充実した信託ファンドには、たくさんのメリットがあります。
少額から投資できる銘柄が多く、少額から始められる信託投資商品の多くは、国債などの有価証券が含まれています。
有価証券を個別に売買取引する場合とは異なり、信託という投資形態で有価証券へ投資することは、プロに任せられるという安心感があります。
投資家が投資に詳しくなくても、ファンドマネージャーが市場の動きを見ながら適切に運用してくれるので安心です。
これは大きなリスクヘッジ効果が期待できます。
それぞれの有価証券銘柄の価格が変動しても、リスクヘッジすることでファンド価額を安定できるでしょう。
それでは、有価証券型の信託には、どのようなデメリットがあるのでしょうか。
まず1つ目に理解しておきたいことは、リスクはゼロにならないという点です。
株式銘柄と比較すると、リスクはとても低くなり、これは有価証券の大きなメリットです。
しかし投資市場で取引されている限りは、リスクがゼロになることはありません。
これは有価証券に限ったことではなく、すべての投資商品に共通しているリスクです。
2つ目のデメリットは、手数料がかかるという点です。
有価証券に限ったことではありませんが、信託投資では、ファンドマネージャーから手数料がチャージされます。
投資商品ごとにかかる手数料は異なるため、できるだけ手数料を安く抑えたい人は、事前に複数のファンドを比較することをおすすめします。