投資信託の運用方法とは?

投資信託の運用方法とは?

投資信託の運用方法についてまとめてみました。

投資信託の運用方法について

投資信託は、ファンドが様々な銘柄や投資対象に分散投資をして、リスクを回避しつつ運用をしていくのが基本です。

 

この原則のもとに、商品ごとに異なる運用方法が取られています。

 

大まかに分けると、パッシブ運用とアクティブ運用があります。

 

パッシブ運用は「インデックス投資」とも言われる手法で、よく使われるインデックスを基準として、この指数に連動して同じ程度の運用率を上げることを目標とします。

 

日本株式であれば、TOPIXとの連動を目指して運用を行い、その分の利益を出すという形です。

 

このパッシブ運用は、基準となる指数が明確なので運用実績が分かりやすく、指数に連動させるだけで済むのでリスクが小さく、堅実な投資ができるというメリットがあります。

 

一方で、リスクが少ない分、利回りは控えめとなっています。

 

アクティブ運用は、基準となる指数を上回る成果を目指して運用する手法です。

 

より積極的な取引を行っていきますので、リターンが大きくなるというメリットがあります。

 

短期から中期の投資信託でも、それなりの利益を確定できるわけです。

 

一方で、指数連動よりも高い運用成績を出せず、期待通りの利益が出ないこともありますし、損失を被るリスクも出てくることに注意すべきです。

 

これらが大まかな運用方法の違いですが、さらに細分化することもできます。

 

たとえば、アクティブ運用でも、グロース型とバリュー型という違いがあります。

運用方法の細かな違い

グロース型は、対象となる企業の将来性もしくは成長率に着目して投資をするタイプです。

 

次期の業績目標や新製品開発体制など様々な要素を考慮し、これから伸びると思われる企業に投資をして、ある程度長めに保有して、株価が上昇した時に売ることで利益を出します。

 

バリュー型は、実際の株式もしくは企業そのものの価値に比べて、現在の株価が低くて割安であると考えられる銘柄に投資する手法です。

 

現在割安であるということは、将来的に価格上昇が見込めて、利益を出しやすい銘柄であることを意味します。

 

この割安かどうかは、PBRやPERを見て正当な株価を計算した上で、現在の株価と比較して検討します。

 

ファンドはこれらの方法を駆使して運用をしているため、投資家として運用方法の特徴を理解して選ぶことが求められます。

 

数十年先の老後資金を作るなど、長期的な観点で投資信託を購入するのであれば、利回りは低くてもリスクを負わない、パッシブ運用の方が安心といった考え方ができます。