つみたてnisaを使って積立投資をするデメリットとは?

つみたてnisaを使って積立投資をするデメリットとは?

つみたてnisaで積立投資をする際にデメリットはあるのか?

つみたてnisaで積立投資をする特有のデメリットとは?

積立投資はコツコツと資産を運用するのに適した手法で、特に非課税で取引ができるつみたてnisaは人気があります。

 

しかし、一定のデメリットもありますので、その面もよく理解した上で始める必要があります。

 

つみたてnisa特有のデメリットの一つとして、損益通算ができない点を挙げられます。

 

損益通算というのは、一つの口座で損失が出ても、その赤字を他の口座の黒字で相殺できるという制度です。

 

結果として黒字分の所得を減らして税金の減額ができますので、負担を軽くできるというメリットが生まれます。

 

しかし、つみたてnisaで損失を出しても、他の口座との損益通算ができず、総合的に見て税金負担が大きくなってしまうのです。

 

もう一つは、銘柄が限定されてしまうという点があります。

 

通常の積立投資向けの口座であれば、その証券会社が扱っている商品であれば制限なく取引できるものです。

 

しかし、つみたてnisaについては、金融庁によってファンドが決められていますので、それ以外は購入できません。

 

もちろん、選定された投信商品は優良なものが多いので大きなダメージとなることはありませんが、やはり選択肢が狭められてしまうというのはデメリットとなるでしょう。

 

さらに、積立投資をするためにつみたてnisaを使用する場合、一般NISAは使えません。

 

積立投資の他に、株式銘柄の単体購入などの投資もしたいと思っているのであれば、どちらかを選ぶしかありません。

 

あらかじめ投資の内容を考えて、どの投資にどのくらいの資金をかけるのか、NISA利用によりどのくらいの節税効果が出るかを予測して選択することが求められるわけです。

積立投資そのもののデメリット

つみたてnisaを使わずに、積立投資をすることも当然可能です。

 

その場合でも、やはりこの投資法そのものに伴うデメリットがあります。

 

一つは元本割れのリスクが常にあるということです。

 

積立投資は安全性の高い手法ではありますが、やはり投資の一つであることに違いはありません。

 

定期預金よりも利回りが良いからというだけで、リスクを考えずに投資をするのは危険なこともあります。

 

きちんとリスク管理をしましょう。

 

また、積立投資では株式や債券などを単体で売買できないため、資産バランスを自分で調整するのが難しいことがあります。

 

単に商品を組み替えたり、積立額を調整したりするだけです。

 

運用効率を考えて、途中で買い替えをするのが難しいタイプであることを覚えておきましょう。