投資は高額の資金がないとできないという時代ではなくなっていて、わずかなお小遣い程度の資金でも始められるようになっています。
実際、多くのネット証券では数百円からでも投資ができたり、ポイントで銘柄購入ができたりします。
その中でも、特に積立投資については少額でも始められるのが特徴です。
証券会社によって違いはありますが、100円から積立投資ができるところもあり、まさにお小遣いを使っての投資ができるのです。
このくらいの金額での投資では、株式の単品での銘柄購入などは無理ということが多く、たいていは投資信託の購入となっています。
やはり取引できる商品の選択肢は狭められますが、そもそも積立投資は投信が多いですし、一度商品を選んだら頻繁に組み替えをするものでもないので問題ないでしょう。
何よりも、資金がないので投資なんて無理と思っている人でも、気軽に始められるというのは大きいです。
このように、100円からでも投資商品自体を購入することはできます。
といっても、実際にはもっと大きな金額を投資したいと考えている人が多いですし、数百円の投資では利益がほぼ出ないというのも事実です。
そこで、自分の状況に合わせて、いくらから投資するかを決める必要があります。
まず、給料などによる安定した収入の額と毎月の支出、必要な分の貯金などを計算して、余裕資金を出しましょう。
決して家計を圧迫するほどの金額を積立投資に回すことがないようにしましょう。
リスクの少ない積立投資と言っても、やはり元本割れの恐れはありますし、仕事の事情などによって急に現金が必要となることもあるからです。
最悪のケースとして、投資金が目減りしても生活を支障なく送れる程度の資金で投資するべきなのです。
そして、何のために積立投資をするのか、最終的な目標を考えて逆算します。
たとえば、40年後の老後のために1,000万円を積立投資で作りたいと思っているのであれば、今から毎月いくらの積立をすれば良いかを計算できます。
このシミュレーションは、ネット上でも簡単にできるようになっていますので、とりあえずの目安ということでも計算してみると良いでしょう。
他の資産運用の方法ともバランスを取ることが大事です。
利益がほとんどないとしても、やはり預金をしておくというのは一番安全な方法ですので、一定程度はしておく人が多いです。
他にも、保険や個人年金などもあります。
全体のバランスを取りながら、それぞれの投資額を決めるのがベストです。