初心者が積立投資を始める際には、いくつかのポイントを抑えた商品選びをすることが必要です。
1つ目のポイントは、少額から始められるかどうか。
いくらを持って少額というかは、個人差があるでしょう。
1万円から始めたい人もいれば、3万円から始めたいという人もいるでしょうし、できれば5千円ぐらいから始めたいという人も、もちろんいます。
自身の予算内で始められる積立投資を選びましょう。
2つ目のポイントは、分散投資ができる商品を選ぶという点です。
どんな銘柄がラインナップされているかは、金融機関ごとに異なります。
気に入った銘柄や業種で選んでも良いですし、日本国内銘柄のみか海外銘柄も入っているのかで選ぶこともできます。
3つ目のポイントは、税金で優遇される制度を活用するという点です。
例えばNISAや積立NISAは、少額で投資したい初心者におすすめの商品で、積み立て分や運用によって出した利益が非課税になるというメリットがあります。
その他にも、iDeCoのように所得控除してもらえる商品もおすすめです。
積立投資を考えているけれど、投資の知識がなくて不安という人なら、ロボアドバイザーのサービスがついている金融機関の積立投資商品を選んではいかがでしょうか。
これは、膨大なデータや統計に基づき、ロボットが的確な資産配分や投資をしてくれるというもので、投資についての知識がない人にとっては大きな安心材料となるでしょう。
しかし、ロボアドバイザーのサービスは、多くの場合に有料です。
金融機関によってサービス料は異なりますが、目安としては投資額に対して1%程度がかかります。
1万円の投資なら、100円程度が毎月かかるわけです。
少額での積立投資では、サービス利用料金が割高だと感じるかもしれません。
その点は注意したいものです。
「るいとう」と呼ばれている株式累積投資は、少額を積み立てながら、特定の株式銘柄に投資するという投資方法です。
市場で取引されている全ての銘柄が対象となるわけではない点、そして特定の株式銘柄へ投資することによって分散投資にならないという点は、初心者は理解しておかなければいけません。
株価が上昇していれば、短期間でも利益が出るチャンスは期待できる点がメリットですが、市場の動向を先読みすることが難しいため、初心者にはあまりおすすめではありません。