投資の世界では、投資によって1億円の資産を確保できた人のことを「億り人」と言って、一つのラインとして考えることがあります。
やはり1億円という大台に乗せることができれば、非常に満足の行く投資ができたということになりますし、経済レベルという面でも安定します。
そのため、億り人となることを目標に投資をしている人も多くいます。
といっても、どんな仕事でもそうですが、1億円の資産を作るというのは並大抵のことではできません。
「億り人」という言葉が話題になった背景には、ビットコインを始めとする暗号資産の投資で財を成した人が出てきたという状況があります。
暗号資産のような急激な値動きを見せる投資対象だと、リスクもかなり大きいものですが、それだけ大きなリターンが出ることもあるわけです。
こうしたハイリスクハイリターンのものでなくても、賢く運用することで株式やFXなどでも億り人となった例はたくさんあります。
どのケースにおいても、投資についての知識と技術がかなり高く、市場の波をうまく乗り切れる人だけが大きな成功を収めていることになります。
このように、億り人となった人の多くは、リスクもある投資で高い技術を使って成功したという状況が見られます。
では、堅実に投資していきリスクを極力排除する積立投資では、億り人になれないのでしょうか?決してそういうわけではありません。
積立投資は、他の投資手段とは異なり、高い複利効果を活用して確実性の高い投資ができるのがメリットです。
そのため、1億円の資産達成までの道のりを計算しやすいという特徴があります。
実際にシミュレーションをしてみると、1億円の資産を達成するためには、利回りが年率6%で毎月10万円を積み立てれば、30年間で1億円を超えます。
一見するとかなり長く大変なような気もしますが、逆に期間をかけさえすればリスクの低い積立投資でも億り人になれることを意味しています。
特に老後資金のために資産運用をしたいと考えているのであれば、30代から始めても十分達成可能ということになります。
積立投資では利回り6%は高めの数字ですので、利率が少し低めの商品を選ぶ場合は、もう少し早めにスタートすれば良いわけです。
このように、リスクの高い投資は難しいと思っていても、じっくりと商品を選び時間をかけることで、積立投資を使って億り人になることができますので、検討の価値は十分にあります。