積立投資信託とは、投資信託商品を毎月積立の形で投資していく手法のことです。
投資信託というのは、ファンドが株式や為替、債券などたくさんの対象に投資をし運用するものです。
投資家が個別の銘柄を選ぶのではなく、ファンドが銘柄を選んで行うのですが、国内株式とか新興国株式といった具合にある程度投資カテゴリーが決まっていることが多いです。
そのため、商品ごとの特徴を利率や過去の運用成績などチェックして選べるのが特徴です。
この投資信託を、毎月決まった額購入していくのが積立投資信託です。
途中で購入する商品を変えられるものもありますが、基本的には最初に商品を決めて、その同じ商品を買い増ししていくことになります。
証券会社ごとに積立投資信託の内容は異なりますが、たいていは数千円程度で買えるものも多く、中には数百円から始められる商品も存在します。
たとえ少額の投資であっても、毎月積み立てることで、長い年月をかけて資産を殖やしていけるのが積立投資信託の特徴でありメリットです。
積立投資信託とは、このようにコツコツと少ない金額から投資ができる投資商品と言えます。
そのため、将来に備えて少しずつでも資産形成をしたいという人におすすめです。
もちろん、銀行への定期預金という方法もあるのですが、預金よりも利率が良い積立投資信託の方が資産形成という面ではメリットがあります。
また、投資には興味があってやってみたいものの、知識がなく不安という方にもおすすめです。
商品選びは自分でしないといけませんが、実際の運用は投資のプロがしてくれますので、安心して任せられるからです。
また、商品の毎月の購入も自動的になされますので、手間がなくてとても楽です。
そのため、資産運用をしたいけれども、仕事や家庭のことで忙しくて時間が取れないという人にも向いています。
あくまでも投資なのでリスクがゼロというわけではありませんので、定期的に運用状況を把握する必要はありますが、銀行の定期預金に近い感覚で投資ができます。
自分で貯蓄をするのが苦手という人にもぴったりです。
積立投資信託なら、自動的に毎月投資されていきますので、解約しない限りはずっと運用にお金を回せます。
普通の預金だとついついお金を使ってしまうという方でも、無理なく資産運用をしていけるというのは大きな利点と言えるでしょう。
簡単な手続きで始められる投資法でもありますので、誰でもスタートできるのも魅力です。