積立投資でも利益確定が必要?目的と方法は?

積立投資でも利益確定が必要?目的と方法は?

積立投資で利益確定する時はどんな時?

利益確定とは

株式といった保有している資産が値上がりし、含み益がある時に売却することを利益確定と言います。

 

「利食い売り」と呼ばれることもあります。

積立投資で利益確定をする目的と方法

積立投資において、価格の変動に合わせて頻繁に行うのはデメリットが多いですが、リバランスを目的とした利益確定は有用です。

 

リバランスとは、上昇した資産を売却し、比率の下がった資産を購入して、ポートフォリオの配分を元に戻すことです。

 

たとえば、金融商品AとBを同じ比率で購入していて、金融商品Bが倍に値上がりした場合、AとBが同額になるようにリバランスします。

 

その方法は、割合の大きくなったBの一部を売ってそのお金で割合が小さくなったAを買い足す、あるいは新たなお金を追加して割合の小さくなったAを買い足す、の2つです。

 

リバランスをしないで放置しておくと、配分比率の高くなったファンドが急落した時に損失が大きくなります。

 

リバランスを行うタイミングは、毎月、半年ごと、1年ごと、3年ごとなど定期的に行う場合と、最初の状態から資産額が10%以上ずれた場合といった変化に応じて、行うことがあります。

 

初心者であれば、定期的に見直すのがいいでしょう。

 

取引があった場合、3ヶ月に1度取引残高報告書が送られてくるか、証券会社のサイトで確認できるので、このタイミングで資産のバランスをチェックすることもできます。

自動的に利益確定を行う方法

リバランスの過程で利益確定を行うことになりますが、初心者がベストなタイミングで行うことは難しいです。

 

「バランス型投資信託」では、一定のルールに沿って、自動的に利益確定をしてリバランスを行います。

 

つみたてNISAなら、売らないでリバランスができるので、非課税投資を続けていくことができます。

 

バランス型投資信託はメリットが多いですが、長期投資を考えている場合、単品で購入する場合よりも、手数料は割高になるというデメリットもあります。

 

このコストをどう見るかは個人の判断によりますが、初心者や忙しくてなかなかリバランスまで手が回らないという人であれば、バランス型投資信託がいいかもしれません。

 

バランス型投資信託の1つに、ニッセイ・インデックスバランスファンドがあります。

 

不動産や新興国に投資していないので、リスクも低いです。

 

SMT世界経済インデックス・オープン(債券シフト型)は株式25%、債券75%を基本としており、組み入れ比率は年に1回見直されます。