積立投資とは毎月決まった額で投資信託を購入するもので、長期間の運用を基本としています。
少額から始められ分散投資もできるつみたてNISAや私的年金のiDeCo、毎月決まった額で株式を購入する株式蓄積投資(るいとう)などがあります。
積立投資は少額から始めることが可能なので、手元に大金がなくても始められます。
また、積立投資は毎月あるいは毎週、毎日など、一定期間に一定の金額で買うために、ドル・コスト平均法での投資が自動的にできます。
ドル・コスト平均法とは、価格が高い場合には少なく購入し、価格が高い時には多く購入するという方法です。
例えば、120万円を一括投資した場合、購入後に相場が下降すると損失が大きくなりますが、120万円を小分けにして定期的に購入すれば、価格が高い時には購入数は減りますし、安い時なら購入数が増えます。結果として、平均購入単価を下げられ、効率的な運用ができるのです。
特に、投資信託はプロのファンドマネージャーがいろいろな商品を運用してくれるので、少額でも自動的に分散投資がです。
投資先の地域をぶことで、地域分散もでき、リスクを減らせます。
株価も為替レートも、1ケ月で激しく動くことがあります。
購入と売却のタイミングが良ければ、大幅に資産を増やすことができます。
一方、積立投資の場合は、価格の変動に関係なく定期的に購入するので、購入単価は平均化され、短いスパンで大きく儲けるということはできません。
また、手数料や税金がかかります。
手数料としては、販売手数料と信託報酬があります。
そこで、を選択する際は、手数料を注意深くチェックする必要があります。
iDeCoの場合は、信託報酬の他に、加入時と移換時の手数料、口座管理、また給付事務などのための手数料がかかります。
ただ、最近では販売手数料を無料にしている金融機関もあります。
税金が気になる場合は、つみたてNISAなら投資での利益(年間40万円まで)が最長20年間非課税になるので、おすすめです。
積立投資は株価などが下落しても買い続けることになるので、市場の変動をあまり気にしない人が向いています。
長期運用を前提としているので、値動きが気になってすぐに解約してしまうと、成果を出せません。
少額から始めてコツコツと購入を続け、長期的な視野で資産を増やしたいという方に向いています。