投資をすれば銀行に貯金したり自宅のタンスの中に現金をしまっておくよりも大きく増える、という理論は理解していても、やはり大暴落が怖くて投資ができないという人はたくさんいます。
投資商品にはいろいろな種類があり、それぞれリスクやリターンは異なります。
大暴落が怖いという初心者の多くは、毎月コツコツと積立ても、一度大暴落することによって資産がゼロになってしまうのではないかという恐怖芯があるのではないでしょうか。
しかも、投資はどんなにローリスクな商品でも、元本は保証されていません。
つまり、100万円を投資しても、大暴落によって100円になってしまうリスクも0%ではないということです。
もちろんこれは極端な例で、積立投資においてはなかなか発生する可能性は低いのですが、大暴落が怖いと感じる人の多くは、そうしたリスクが脳裏を駆け巡ってしまうのかもしれません。
大暴落が怖い人でも少しずつ年齢を重ねますし、やがては老後を迎えます。
大暴落が怖いという恐怖心がある人でも、老後資金を作らなければいけないという使命感を持っているのではないでしょうか。
築いた資産を失うことが恐怖という人は、投資の中でも積立投資のようにローリスクで安定性の高い商品を選ぶのがおすすめです。
積立投資は、分散投資を行う投資信託です。
つまり、株投資のように1つの銘柄だけに集中して投資をするのではなく、リスクやリターンを考えながら幅広い業種や分野のファンドをプロが厳選してくれたものに対して投資を行います。
分散投資することによって、こちらのファンドが値下がりしても別のファンドが支えてくれるという効果が期待でき、投資信託というファンド全体を見ると、価格の上下変動をある程度抑えられるのです。
リスクを計算して最小限に抑えている積立投資は、リターンという点ではローリターンというデメリットがあります。
しかし、ローリターンでもタンス貯金よりは大きく増えるわけですから、投資に対して消極的な人にとっても始めやすい投資方法と言えます。
大暴落が怖い人が積立投資を始めるなら、少額からスタートするのがおすすめです。
証券会社ごと、また投資商品ごとに最低投資額は異なっていて、100円や1,000円ぐらいから始められる積立投資もあります。
少額から始めてみて、実際にどんな感じで増えていくのかを実感した上で、少しずつ投資額を増やすという方法が良いでしょう。