つみたてNISAは、途中で金額変更することは可能です。
いつでも自由に変更できます。
申し込みの締切日までに変更するなら、次回から変更されます。
たとえば、セゾン投信なら毎月10日締めなので、3月11日から4月10日の間に手続きを完了した場合は、5月4日引落分から変更が適用されます。
締切日は各金融機関で異なるので、確認してください。
PCサイトにログイン後、手続きを行うことができます。
つみたてNISAの積立額を変更したとしても、制度上、何かの恩恵が受けられなくなることは全くありません。
ただ、金額を少なくしたために、40万円の投資枠が使い切れなかったということがないようにしましょう。
金額を減らしたり増やしたり自由にできるということで、相場が上昇しそうな時に金額を増やして、相場が下降しそうだと思った時に金額を減らすのがいいと考える人もいるかもしれません。
しかし、相場の状況に合わせて金額を変更するのはリスクがあります。
なぜなら、投資を始めたばかりの人が相場の変動を正確に先読みするのはほぼ不可能だからです。
プロのアナリストでも外れることがあります。
仮に初心者が最初に相場の変動を当てることができても、それを継続的にできるということはまずありません。
最初の成功を信じてさらに金額を増やして、結局失敗するということもあります。
相場の変動を基準に金額を変更するのは賢明ではありません。
相場は気にせず、淡々と積立を行いましょう。
つみたてNISAを始めたものの、毎日株価が気になってしょうがない、損をしたらどうしようと不安を抱えているなら、金額を減らすのがいいでしょう。
最初から、損をしても大丈夫と言えるだけの金額の積立額を設定していれば、後から不安になることはあまりないはずです。
不安になるというのは、最初の設定額が適正でなかったのかもしれません。
急な出費があったり、生活費が足りなくなったりした場合も、金額を減らすことを検討しましょう。
今の生活が成り立たないのに、無理をしてたくさんのお金を投資に充てるのは賢明ではありません。
つみたてNISAは20年のスパンで考える積立投資なので、途中で金額を減らしたとしても、解約しないでコツコツと続けることが大切です。
逆に、金額を増やすとしたら、投資を始めてある程度時間が経過して、自分の収入が増え、余裕資金が増加した時です。