オールカントリータイプの投資信託商品の特徴とメリットとは？

投資信託の大きな魅力は、リスクを分散することで安定して資産を運用できる点です。

 

とはいえ、投資信託の中にもハイリターン・ハイリスクな商品はありますので、商品ごとの特徴をきちんと理解した上で購入する必要があります。

 

 

バランス型と呼ばれる商品ジャンルであり、とにかく広い範囲に投資をするので、リスクを平均化できるのが強みです。

 

世界全体で大きな下落が同時に起こらない限り、他の商品と比べてマイナスになりにくいというメリットもあります。

 

さらに、多くの投資家が利用していて資金が潤沢に集まるという理由もあって、手数料が低く設定されているのもメリットです。

 

その分利益率が高まりますので、リスクの割にはコスパが良いのです。

 

オールカントリータイプの投資信託は、特に初心者に向いています。

 

上記のようにリスクが低いということもありますが、いろいろなところで取り扱いのあることも理由の一つです。

 

一般NISAでもオールカントリータイプの商品を選べますし、つみたてNISAの選択肢の中にもあります。

 

投資を今までしたことがなく、最初はとにかく安心感のある商品が良いという人なら、オールカントリーはぴったりの選択肢と言えるでしょう。

この投資信託は、基本的に堅実な資産運用を目指すのが目的です。

 

運用益はそれほど高くなく、利回りは他のタイプに比べると低めですから、長期保有をすることを念頭に利用します。

 

もしくは、他にリスクが高めの投資をしていて、安全資産として投資信託を選びたいという時に、リスクが低い商品としてオールカントリーを選ぶこともできます。

 

注意点としては、その投資先の実態をきちんと確認しておく必要があることです。

 

世界中の多くの国に分散投資していると言いつつ、実際には大部分をアメリカ株式に投資していて、ほんの少しだけ他の新興国で運用しているということもあり得ます。

 

そうなると、実質的にはアメリカ市場に価格が左右されてしまいますので、世界分散投資の意味が薄れてしまいます。

 

きちんと商品内容も調べて選ぶようにしましょう。