投資信託は、基本的に長期スパンで継続すればするほど、大きな利益につながる傾向にあります。
そのため、売却して利益を出したいなら、購入してすぐの売却は、タイミングとしては理想的ではありません。
投資信託の中には、運用期間が決められている商品があります。
その場合には、条件をクリアする前の期間は、売却したくてもできません。
無理に売却を依頼すると、ペナルティなどの手数料がかかり、最終的に利益が大きく目減りしたり、元本割れのリスクが高くなってしまいます。注意してください。
どんなタイミングで売却してもOKな投資信託は、売却するタイミングによって利益が大きく変わります。
特に、市場の変動によって利益は大きく影響を受けるため、できるだけ価額が高い時期を狙って売却するのが理想的です。
投資信託を売却する際には、いくつかの点に注意する必要があります。
1つ目の注意点は、一度売却したファンドはキャンセルすることはできないという点です。
売却した直後に価額が高騰したとしても、「やっぱり売却をキャンセルして、もっと高い価額で売却しなおしたい」ということはできません。
2つ目の注意点は、売却の際には手数料が発生するという点です。
全ての投資信託で手数料がかかるわけではありませんが、売却の際に換金手数料がかかることがあります。
手数料がかかるのかどうか、かかるならいくらかかるのかという点については、投資信託を始める際に事前に調べることができます。
できるだけ差し引かれる手数料を最小限に抑えたいなら、手数料がかからない投資信託商品を選ぶという方法が良いでしょう。
3つ目の注意点は、売却するとその利益に対して税金がかかるという点です。
売却して手元に入った金額すべてに税金がかかるというわけではなく、売却して得た売却額から、最初に投資した際に支払った金額を差し引いた、売却益に対して20%程度の税金がかかります。
投資信託の売却のタイミングを間違えると、出るはずの利益が出なかったり、利益だと思っていたのに最終的には手数料や税金によって損失に転じた、なんてことが起こりかねません。
失敗しない売却のタイミングを見つけるためには、投資した際の購入価額よりも、売却する際の評価価額の方が高いことを必ず確認してください。
そして、できればかかる手数料や税金に関しても自身で計算し、実際にどのぐらいの利益が手元に入るのかを把握した上で売却を行うことをおすすめします。