積立nisaのファンド銘柄を見てみると、ノーロードという用語をしばしば見かけます。
これは販売手数料がかからないファンドのことです。
投資信託の世界では販売手数料のことを「ロード」といいます。
それがかからない無料のファンドというわけです。
投資信託を購入する際には本来販売手数料がかかります。
しかし証券会社などのファンドを販売している会社では、手数料を自由に設定できます。
ですから無料のファンドを販売することも可能なわけです。
同じ商品でも販売会社によって販売手数料の価格は異なります。
ただし販売手数料が無料だからといって、運用実績があるとは限りません。
また販売手数料は無料でも信託報酬はかかる場合ももちろんあります。
ほかの項目も見ながら、どのファンドを購入するか慎重に判断しましょう。
販売手数料がかからないといっても、その運用方針や投資対象はさまざまです。
つみたて投資をするにあたってどのようなところに注意すべきか、いくつか押さえておくべきポイントがあります。
まずは運用手法です。
インデックスファンドとアクティブファンドに大きく分けて分類されます。
インデックスファンドはベンチマークに連動する成果を目指しています。
一方アクティブファンドはベンチマークを上回る成果を目指すファンドのことです。
初心者の場合、インデックスファンドのほうがおすすめです。
ベンチマークに連動して成果が出るようにしているので、値動きを把握しやすいからです。
また運用実績をチェックしておきましょう。
このとき直近だけでなく、長期的な運用実績を確認することです。
長期的に比較的安定した運用実績を出しているところは、100%とは言いませんが今後も安定した実績の出る可能性は高いです。
出資しても損失を計上するリスクは少ないです。
もし運用実績を比較する場合には運用手法や投資対象の近いところで比較するといいでしょう。
似た条件の下で運用実績を比較すれば、どちらのほうがより優れているのか正確に判断できるはずです。
信託報酬は忘れずにチェックしてください。
販売手数料を無料にしてお客さんを引き付けて、高い信託報酬を受け取っているようなファンドもあるかもしれないからです。
特に長期的な運用を検討しているのであれば、信託報酬はしっかりチェックしましょう。
ちょっとしたパーセンテージの違いで、コストが大きく変わってくることもあります。