積立投資は投資信託を利用して資金を運用しますが、投資信託にはアクティブとインデックスという2種類の運用方式があります。
インデックスというのは多くの人が利用している投信で株価指数等に連動する形で値動きするファンドのことです。
アクティブ型というのは、ファンドの運営者が独自に運用対象を設定しインデックス型よりも大きな運用益を目指します。
例えば年間でどれくらいの運用益を目指すといった形で販売するファンドがアクティブ型です。
アクティブ型とインデックス型は運用方法の違いに加えて信託手数料にも違いがあります。
信託手数料というのは、投資家に代わってファンドを運用する会社が責任をもって運用する際の運用手数料のことを指します。
インデックス型は信託手数料が割安なことから、コストを抑えた投資が可能です。
それに対してアクティブ型は信託手数料が割高に設定されているため、運用する際のコストが高くなってしまうというデメリットがあります。
投資信託の商品数で比較すると、インデックス型の方がアクティブ型よりも多く、投資できる幅が広いです。
アクティブファンドは投資できる対象が限られているため、選択肢も少なく、その中で最適なファンドを選んで投資するには投資に関する知識や経験が必要になります。
よく初心者はインデックス型を選ぶようにと言われますが、その理由は種類が豊富なことや、コストが低く、しかもアクティブ型よりもリスクが小さいからです。
アクティブ型とインデックス型を比較すると、インデックス型の方が運用しやすいと思うかもしれませんが、リターン面で考えるとアクティブ型に軍配が上がります。
もちろん株は値動きがありますし、必ずしもアクティブ型がインデックス型を確実に上回る運用益を上げるとは言えません。
それでもトータルで見てみるとアクティブファンドは目標値をしっかり設定していることもあって、それに向かって運用するための研究がし尽くされています。
つまりアクティブ型はある程度のリターンを見込める可能性があるということも理解しておきましょう。
投資信託は元本補償がありませんから、商品ごとのメリットやデメリットをよく調査し、元本割れしたとしても大丈夫なように分散投資をして資産の防衛に努めるなら、安全に資産運用ができます。