資産運用するにあたって、大きく資産を増やさなくてもいいから、お金が減るような事態は回避したいと思う人もいるでしょう。
その場合、元本保証の金融商品を使って運用するのがおすすめです。
元本が保証されている金融商品は、基本的に預貯金しかないと考えてください。
その中でも少しでも資産を増やしたければ、定期預金がおすすめです。
一定期間預金の引き出しはできなくなる代わり、普通預金と比較して金利が高めに設定されています。
定期預金の引き出し可能になるまでの期間はまちまちです。
短ければ1か月、長ければ10年間というものもあります。
引き出しには制約がかかるものの、預け入れは可能です。
つまり、定期預金を使ってコツコツ積み立てる方法も一つの選択肢です。
国債も、満期時に元本の返還、年率最低0.05%の金利を国が保証しています。
国がお墨付きを与えているので、元本割れのリスクは極めて低い商品と言えます。
ローリスクで着実に資産を増やしていきたいと思っているのであれば、おすすめの金融商品です。
積立投資を行う手法として、投資信託にお金を出すアプローチはしばしばネットなどでも紹介されています。
投資信託とは、お金を出して、実際の運用はファンドマネージャーが行います。
資産運用のプロが運用を行いますので、元本割れをするリスクは低いと言われています。
ただし、リスクゼロではありません。
もしかすると、ファンドマネージャーでも予測できなかった大変化が起きて、大きく損失を計上する可能性はあります。
投資信託は元本を保証するものではないので、その辺のところは誤解のないように注意してください。
その他の株式投資なども、損失を計上して、資産を減らす危険性はあります。
この時に勘違いしてはならないのが、損失が出てから決済をした段階で、初めて損失が確定するという点です。
自分が購入していた金融商品の価値が下落して、購入時よりも価格が低くなると、損失は出ます。
しかし、決済前の段階では含み損になっているだけであり、実質損失が出ているわけではありません。
含み損になっても我慢して決済しなければ、いずれ価格が上昇して、その含み損がすべて相殺されることもあり得ます。
収支がマイナスになったからといってすぐに決済するのではなく、しばらく様子を見守ることも時には必要です。
厳しい状況にこそ、冷静に対処することが大事です。