積立投資をするにあたって、的確な戦略を練ることはとても重要です。
その中で、自分がどのような金融商品や資産を持っているかについて、きちんと把握することが大事です。
自分の持つ資産の組み合わせや、その比率のことを「ポートフォリオ」と言います。
金融商品と一言で言っても、その種類はさまざまです。
株式もあれば債券もありますし、不動産投資のREITも候補になるでしょう。
また、外貨建て資産も含まれてきます。
これらの金融商品をどのような比率で購入するかを検討しましょう。
投資信託であれば、ファンドマネージャーが運用するので関係ないと思われがちです。
しかし、ファンドによって金融商品の比率は異なります。
どのような比率のファンドを購入するかを決めるにあたって、自分の中で理想のバランスを検討する必要があるわけです。
投資をするにあたってどのような比率で購入すべきかは、自分のライフプランに合わせるのがいいでしょう。
20〜30代の若者で、老後の資金のために積み立てるという目的を持っている人ならば、まだ老後と呼ばれる年代まで、時間的に余裕があります。
コストは低く抑えながら、継続的な運用できるスタイルを検討しましょう。
たとえ一時的に損失を計上しても、まだリカバリーは十分可能です。
そこで、国内外の株式の比率を少し高めてもいいかもしれません。
同じ年代でも、すでに結婚して子供もいる人の場合は、また目的が違ってきます。
家族持ちの場合、マイホーム資金や子供の教育資金を作るために資産運用したいと思う人もいるのではないでしょうか。
この場合、積立で投資信託を購入するのであれば、バランス型のファンドを購入するのがいいでしょう。
株式メインだと少しリスクが高いので、ある程度のリターンが期待できるようなバランスのファンドで、国内外の金融商品がバランスよく含まれているファンドなどがおすすめです。
40〜50代になって、これから本格的に積み立てていこうと思っている人の場合は、安定した運用のできるファンドをメインに探してみるといいでしょう。
株式は少し控えめにした、バランス型のファンドがちょうどいいかもしれません。
このように、自分の今の年齢やどこをゴールにして運用するかによって、おすすめの比率は変わってきます。
なぜ資産運用するか、目的を明確にしたうえで、ファンドを購入してください。